1歳6か月を過ぎたころから本格的にママを悩ませるのが、子どもの“イヤイヤ”です。
服を着せようとしてもイヤイヤ、ご飯の時間もイヤイヤ、おむつを交換するのもイヤイヤ。
育児をしながら家事をこなし、ママだってイヤイヤになってしまいます。
そんな悩めるママお為に、子どものイヤイヤ期の乗り越え方と向き合い方をまとめました。
どうしてイヤイヤ期はあるのか
イヤイヤ期は『第一反抗期』とも呼ばれています。
本格的な反抗期とは少し違い、反抗しているのではなく、“自己主張”をしているのです。
ママからしたら、何をしてもイヤイヤ反抗されているような気がして、とてもストレスが溜まりますよね。
しかし、このイヤイヤ期は人として成長していく過程でとても大切な時期、ママと意見のぶつかり合いをすることで、自分の気持ちと相手の気持ち、思いやり等を学んでいきます。
なかなか自分の気持ちは伝わらないけれど、自分にも考えがあるんだよ!と子どもは精一杯表現しているんですね。
イヤイヤ期開始時期
イヤイヤ期は2歳から始まると言われています。
2歳という時期は、お話が上手にできるようになり、自己主張もできるようになり、運動能力もより活発になります。
しかし、実際には1歳頃から、嫌なことには顔を背けたり、1歳半頃にはダダをこねて怒ってみたりとイヤイヤ表現は現れてきます。
2歳をすぎると、それが激しくなるということですね。
1歳頃のイヤイヤ期
この時期のイヤイヤは、子ども自身の感情や行動が自分でもよくわからなくて泣くことが多いです。
生まれてから1歳になるまでに見たものや経験したことから、色んなことを感じ始めますが、何故なのか、どうしてなのか、全く分からず、どうしてよいのか不安になり、泣いてしまいます。
この時期に、具合が悪いわけでもないのに、何だかイヤイヤ(グズグズ)するな、と思ったら、優しく声をかけて抱っこをしてあげるのが良い方法です。
不安に思ってどうしたらよいのかわからないこの時期は、ママが抱っこしてあげることで、安心して落ち着くことが多いです。
2歳頃のイヤイヤ期
2歳になると、単語でお喋りができるようになります。指をさして何かを訴えることも多くなります。
子どもは覚えた言葉をリピートして何度も言ってみたり、見たことがある、聞いたことがある、知っていることやものに対して、嬉しそうに反応します。
また新しいことにも興味深々です。ママに一生懸命伝えてはいるけれど、なかなか伝わらず、子どもはストレスが溜まります。(もちろんママもです)
単語は話せるようになっても、ほとんど何を言っているのかわからないのがこの時期です。
この時期にイヤイヤが現れたら、ママは根気強く、「これ?」「あれ?」「こっちかな?」「どれかな?」「〇〇したいの?」と問いかけてあげてください。
それでもイヤイヤがおさまらないのであれば、正解はあったけど、なかなか伝わらなかったことに対して悔しい思いがおさまらないのかもしれません。
抱っこをして興味をそらせたり、別の場所に移動して泣き止むのを見守ってあげるのも大切です。
3歳頃のイヤイヤ期
3歳頃になるとほとんどの気持ちをそのままママに伝えることができるようになってきます。
ただ、どうしてもやりたいこだわりもでてきます。
例えば、ご飯の時にお茶碗とお箸を家族全員分並べる等、時間がかかってもそれをやり切りたい!というこだわりです。
このこだわりをママに邪魔されたら、酷く怒ります。
でも時期のイヤイヤにつながるこだわりは、時間がかかるこだわりでも、ママが根気強く見守ってあげることが大切です。
朝の忙しい時間にこだわりを出されると、ママのイライラもマックスになりますが、でも、それが子どもにとって毎日のこだわりであるのであれば、ママは大変ですが、30分早く起きて朝の準備をしてあげてください。
子どものこだわりはとっても大切で、1つのことをやり遂げる達成感であったり、喜びを学んでいます。
3歳を過ぎるまで続くこのイライラ期を、子どもと一緒にママも乗り越える気持ちで見守ってあげましょう。