子供の成長段階の中で特に大変なのが、イヤイヤ期とよばれる反抗期です。
しかしこの時期は、子供の自我が目覚めだし、成長の大切なひとつの段階とも言えます。
ではこの大切な時期に、パパやママはどういう風に接してあげればいいのでしょうか。
自我が芽生えだす時期
子供の最初の自我の目覚めは、イヤイヤ期と呼ばれる反抗期です。
一般的には生後6ヶ月を過ぎた頃から始まります。
これは今まで寝たきりだった赤ちゃんが、少しずつ動くことができるようになることで、動くことの楽しさや、物への興味関心が沸いてくる頃でいろいろな感情を楽しんでいる時なのです。
自分の気持ちや要求も出てくる頃なので、話のできない赤ちゃんは泣くことで自分の気持ちをアピールしているのです。
赤ちゃんの様子
この頃の赤ちゃんは、自分のしたいことや気持ちを、ママと上手に意思の疎通が図れずに、泣いて過ごすことが多くなります。
また今までママがしてあげていたことを自分でしようとしたり、パパやママの真似をしてみたりという気持ちが出てきます。
離乳食を自分で食べたがったり、ママの履かせてくれた靴下が気にいらなかったりと、小さな反抗をするようになっていき、思い通りにならなければ泣くという行動を繰り返していきます。
パパやママの対応
今まで寝ていた赤ちゃんが、自分の気持ちを持ち出すことに微笑ましく、成長を感じることができますが、毎日この状態が続いていくとパパもママもストレスを溜めてしまうことも・・・。
お出かけの用意一つでも、赤ちゃんに気に入らないことがあれば、いつも以上に時間をかけてしまうことになるので、お出かけや予定などは余裕を持って行動できるようにしましょう。
パパやママにとっては大したことのない違いでも、赤ちゃんにとっては譲りたくないこともあるのです。
小さなことでも、赤ちゃんの自我の目覚めを応援してあげられるようにしてあげましょう。
見守ることの大切さ
赤ちゃんは自分でしたいという気持ちが強くなっていきます。
離乳食を食べたり、靴を履いたり、洋服を着たりと自分でしようと頑張っているときなのです。
もちろんまだ未熟で、かかる時間も長く、仕上がりも完璧とは程遠いことも。
ママやパパが手を差し伸べて、してあげれば早くきれいに仕上がりますが、そこはグッとこらえて、赤ちゃんの頑張っている姿を温かく見守ってあげましょう。
赤ちゃんは自分でやったという達成感と、パパやママが見ていてくれる安心感を感じながら、のびのびと成長していくことができます。
心を穏やかに持って、子供の自我に付き合っていきましょう。
注意点
子供のしていることを急かしたり、口出しするのはやめましょう。
子供は行動とともに、頭で考えることも増えていきます。
子供なりにゆっくりと自分の方法を考えている最中ですので、それも含めてゆっくり成長させてあげましょう。
また子供を優しく見守ることは大切ですが、絶対にしてはいけないことや、触ってはいけないものなどがあれば、しっかり理解させましょう。
子供がいくらしたがっても、根気よく教えることで、いつも温かく見守ってくれるママやパパが、ダメと言っているんだと理解してくれるようになります。