1歳児に保育士がお勧めする絵本5冊

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ハイハイしかできなかった赤ちゃんが、つかまり立ちをして、伝え歩きをして、そして歩くことができるようになります。すぐに大きくなる子供たち。どんどん外の世界が広がります。自我も芽生え、好き嫌いも出てくる1歳から2歳。お気に入りの1冊になる絵本を、親子で探してみませんか。ぐずったときや、寝つきが悪いときに出してあげると、とっても落ち着く、魔法のアイテムになりますよ。たくさんの絵本があるなかで、保育の現場での経験から、とっておきの5冊を選んでみました。



いないいないばあ

松谷みよこさんの伝説の絵本、いないいないばあ。一緒に「ばあ」と声を合わせると、次第にお子さんが、両手で顔を隠して、「ばあ」とし始めます。動物たちが次々と登場して、同じように「ばあ」と顔を見せてくれるので、子どもたちは大喜びでした。
大泣きしている子供たちもみんな笑顔に変わっていく、不思議な魔力のある本です。
ひざの上に赤ちゃんを抱いて、一緒に楽しんでください。
作「松谷みよこ」、出版社「童心社」、756円

http://honto.jp/netstore/pd-book_00705250.html

おふろでちゃぷちゃぷ

こちらも、松谷みよこさんの絵本ですが、絵を描いたのは、伝説の水彩画家、いわさきちひろさんです。自分のことは自分でしたいと思えるようになる月齢。ぜひこの本を参考に、少しでも子供のできることを増やして、できた喜びを共有してください。
各地で原画展を開くと、老若男女が、いわさきちひろは、53歳の若さで世を去りますが、子供の表情を、ありのままに表現した絵ばかりで、初めて私が見たときに吸い込まれそうになりました。平和と戦争反対を訴え続けた、女性の先輩としても尊敬する方です。
作「松谷みよこ」、出版社「童心社」、756円

http://honto.jp/netstore/pd-book_01231648.html

ちいさなうさこちゃん

小さなお子さんから若い女性まで大好きなミフィー。日本では「うさこ」「うさこちゃん」として紹介されました。シリーズものですが第1作が、こちらの「ちいさなうさこちゃん」です。
原画は、もちろん有名なディックブルーナさん。最近亡くなってしまいましたが、90歳を越えるまで、自宅からアトリエまで自転車で通っていたんだそうですよ。
オランダ・ユトレヒトには、ディックブルーナハウスという原画を展示したミニ美術館があります。木がふんだんに使われている美術館。子供たちが遊具で遊んでいてほほえましいですよ。
作「ディックブルーナ」、出版社「福音館書店」、756円

http://honto.jp/netstore/pd-book_03266349.html?deqid=1421540173&recid=002002

きんぎょが にげた

金魚鉢から逃げ出した、かわいい金魚。あちこちかくれんぼします。どこにいるかな~ とお子さんに声をかけながら、一緒に探す楽しい本です。
作者の五味太郎さんは、たくさんの絵本を出していますが、どの絵本も、かわいいイラストばかりです。ビビッドな色づかいで、すぐに虜(とりこ)になりますよ。
作「五味太郎」、出版社「福音館書店」、864円

http://honto.jp/netstore/pd-book_00227420.html

それいけ! アンパンマン

これまでの4冊は、伝説の絵本を紹介してきました。どの絵本もロングセラーや、シリーズ化されているものばかりですが、最後には、子ども達の正義の味方、アンパンマンに登場してもらいますね。
テレビアニメも大人気で、キャラクターグッズもたくさん作られた、大人気のアンパンマンシリーズ。わが家の娘も、最初は「ン」が発音できず「アパマ」と舌足らずで覚えた、大好きなアンパンマンの第1作が、こちら「それいけ! アンパンマン」です。
作「やなせたかし」、出版社「フレーベル館」、1080円

http://honto.jp/netstore/pd-book_00878145.html

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