「葉酸」って何?妊娠初期に重要と言われる葉酸の必要性とその影響

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妊婦さんであれば1度は耳にしたことがある「葉酸」とは何か。なぜ必要なのかをご存知でしょうか?
漠然と「必要だ!」と言われるより、納得して摂取した方が気分も違ってきます。特に妊娠初期の方の一助になれば幸いです。


葉酸とは何か

葉酸とは水溶性ビタミンB群の一種です。妊婦や授乳期に必要とされますが、特に妊娠初期の方には重要とされています。

その理由は、葉酸は細胞の生産や再生を助ける働きをしますので、赤ちゃんの体を形成するために非常に重要な働きをするからです。

不足するとどうなる?

妊娠初期(4週〜12週)は特に細胞分裂が盛んな時期であり、この時期に最も大きな役割を果たします。葉酸が不足すると「二分脊椎」という神経管閉鎖障害のリスクが高まると言われています。
※二分脊椎とは
二分脊椎は顕在性と潜在性という2種類に分けられ、顕在性は出産時に脊椎の一部から袋状のものが見られるため、出産時に分かります。症状は運動麻痺、神経麻痺、排尿・排便障害などがあります。
また、潜在性は出産時には分かりにくく、成長とともに症状が現れることがあります。

また、授乳期に不足すると発育に遅れが見られることがあります。

どんな食品に含まれるのか?

では、葉酸はどんな食品に含まれるのでしょうか?

葉酸が多く含まれる食品としてはレバー、緑黄色野菜が挙げられます。具体的な食べ物を以下に記載しますので、参考にしてください。

・レバー(肝臓)(鶏、牛、豚)

・魚介類(ウナギ、ウニ、タタミイワシ、スジコ)

・海産物(焼きのり、味付けのり、わかめ、青のり)

・野菜等(えだまめ、モロヘイヤ、芽キャベツ、パセリ、ほうれん草、菜の花、ヨモギ、春菊、アスパラガス、クレソン、きょうな、そら豆、こねぎ、わけぎ、ニンニクの芽、サニーレタス、ブロッコリー、ケール)

・飲み物(日本茶(玉露)、抹茶、煎茶)

・その他(酒粕、卵黄、納豆、ドライイースト)

困ったときには葉酸サプリ

妊娠中は過敏になり、サプリメントの摂取を警戒する方も多いと思います。上記の食材をうまく摂取できる方は問題ないかもしれませんが…忘れてはいけないのが、妊娠初期にはつわりが襲ってくることです!
つわりで食事が摂れないことは胎児にとってはそれほど大きな影響がないと言われています。
しかし、葉酸の不足は別の話です。数ある栄養素の中でも、この時期の葉酸不足は深刻なのです。

そんな辛いつわりの時には葉酸のサプリメントを活用しましょう。今日ではドラッグストアでも手軽に購入できます。自分で購入することが恐いと思う方は医師に相談して下さい。必要ないと言われる事もあるようですが、生まれた子供に何かあったら…自分を責めてしまうのが母親です。妊婦生活中にできることをして、そのような不安や心配の要素を取り除きましょう。

葉酸の重要性に気づいたらすぐに実行!

ここまでで、葉酸の重要性をご理解いただけましたでしょうか?
葉酸は摂りすぎることによる害はないと言われています。しかしながら、1日に必要な摂取量以上に摂る必要はありません。

積極的に摂取することを心がけ、皆様にとって良い出産になりますことを願っています。

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