2012年頃から徐々に増えつつあるひとつの結婚式の傾向があります。
かつての「新郎新婦のお披露目」的な意味合いから「日頃の感謝を伝える」というふうに変化し、
より「絆」を深め、おもてなしの心を持って結婚式をするというものです。
その表れとして「シェアド婚(共有婚)」というものが最近のトレンドとしてあがってきています。
ここではシェアド婚の内容とメリット、デメリットについてご紹介します。
シェアド婚って?
「シェアド婚」とは結婚式の様々な準備やイベントをシェア(=共有)する、という意味です。
「新郎新婦と招待客」という形式ではなく「皆が放射状につながる」という考えです。
なので、仲の良い友人などと一緒にドレスを選んだり演出を考えたり、ムービーを作成したりします。
それだけではなく、披露宴当日も全員参加型のゲームを用意したりして両親や友人と絆を深めたりします。
ただお料理を食べて一部のゲストが余興をする、というかねてからの形は少なくなりつつあるんですね。
http://toyokeizai.net/articles/-/58234?page=2
シェアド婚の具体例
シェアド婚を実現するにあたっては様々なアイデアがあります。
ドレスなどを友人に選んでもらったりイベントを一緒に考えるのもそうです。
他にもブライズメイドとアッシャーをお願いする、テーブルラウンドで一緒に写真を撮る、ウェディングツリー(ゲストに指紋のスタンプを押してもらい1本の木のような絵に仕上げるもの)など。
披露宴では多かった円卓の代わりに長テーブルを使い、あえて高砂席は用意せず新郎新婦とゲストが一緒に食事をする、というのも共有婚のひとつのカタチです。
メリットその1「友人との絆が深まる!」
シェアド婚の一番のメリットといえばやはり友達との絆が深まることではないでしょうか。
準備段階からいろいろ相談をしてアイデアを出し合い、ムービーなどを作って…。
一生に一度の大事なイベントを共有することでより仲が深まりますね。
準備はしなくても新郎新婦との距離が近づく演出で十分楽しんでもらえます。
メリットその2「記憶に残る!」
おもてなし型や共有型の結婚式では何よりも「ゲストの記憶に残る」という嬉しいメリットがあります。
例えばフォトプロップス。
これは新郎新婦と一緒に写真を撮る際に使う、メガネやヒゲなどおもしろい変装グッズのことです。
テーブルラウンドで一緒に写真を撮れば、ただのキャンドルサービスより記憶に残りますし、何より「新郎新婦と自分が」写っている写真が増えるのもゲストにとっては思い出深いものです。
シェアド婚のデメリット
楽しそうな印象のシェアド婚ですが、少なからずデメリットもあります。
まず、準備段階から友人に手伝ってもらう時はかなりの時間を割いてもらわなくてはいけません。
仕事が忙しかったり子どもがいる友人にはまず頼めませんよね。
相手の状況を考え、もし手伝ってもらえそうなら丁寧にお願いしましょう。
その他、ゲストに会社関係の人が多かったり、男性などでは皆で盛り上がるのが苦手な方もいますよね。
そういったゲストのこともきちんと把握して、おもてなしがひとりよがりにならないように気をつけたいものです。