日本の怖すぎる絵本5選!大人が読んでも怖い!

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子供たちは、お化けが大好きです。不思議な話、怪しい話、怖い話には目を輝かせて聴き入ります。幼いころから怪談にしたしむことによって、子供たちは豊かな想像力を養い、想定外の事態に直面しても平静さを保てる強い心を育み、さらには命の尊さや他者を傷つけることの怖ろしさといった、人として大切なことを自然と身につけてゆきます。

そこで今回は、怖い絵本の中でもさらに大人が読んでも怖いレベルの「怖すぎる絵本」をご紹介したいと思います。



1. 【絵本 地獄】(千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵/宮次男 監修)

皆さんは、えんまが舌を抜くや三途の川や赤鬼青鬼を覚えていますか?
【絵本 地獄】は、死んだ五平が生き返り見てきた地獄の恐ろしさを語る…という内容です。とても細かい部分まで描かれており、本当にトラウマレベルの怖さです。地獄の罰はとても痛そうで怖そうで…大人でも「悪いことはしないでおこう」と納得してしまう一冊です。
「地獄」を題材にした絵本は,死ぬことの怖さ・命の大切さを子供に伝えるメッセージがあるそうですが、それを疑いたくなるほど恐ろしいです!

2. 【ゆうれいのまち】(岩崎書店 恒川光太郎/作 大畑いくの/絵)

「子供たちにもっと怖いお話を」と日本を代表する作家さんが執筆している岩崎書店の『怪談えほん』シリーズ。良質な本物の怪談の世界を堪能してください。
まずは【ゆうれいのまち】
真夜中に友達が窓をノックした「あそびにいこうもりのむこうにゆうれいのまちがあらわれるんだ」。連れてこられてようやくたどり着いた「ゆうれいのまち」。そこに行った子供は、もう二度と戻ることが出来ません。ゆうれいのまちで暮らし始め、次第に今までの生活を忘れてしまう様子が描かれています。美しい表紙からは想像もできない、悪夢のようなラストが待っています。

3. 【悪い本】(岩崎書店 宮部みゆき/作 吉田尚令/絵)

続いても『怪談えほん』シリーズ。こちらも同じく悪夢のようなラストを迎える【悪い本】
この世の中のどこかに存在する悪い本。そんな本いらない?でもきっと欲しくなる。
あなたにこの世で一番「悪いこと」を教えてくれます。そんな本いらないですか?でもあなたは絶対に「悪いこと」をしたくてたまらなくなるはずです。

4. 【マイマイとナイナイ】(岩崎書店 皆川博子/作 宇野亜喜良/絵)

こちらも『怪談えほん』シリーズから、美しくも不気味な物語【マイマイとナイナイ】
小さい女の子マイマイは、自分の壊れた右目に弟のナイナイをいれて、不思議な世界を体験する。怪談というよりは不気味な童話のようなお話。そして絵が不気味な雰囲気を強めています。ラストは恐ろしい感覚に陥ってしまうかも。

5. 【いるの いないの】(岩崎書店 京極夏彦/作 町田尚子/絵)

最後も『怪談えほん』から、腹の底から「こわい」を引きずり出す【いるの いないの】
何かの事情で、おばあさんの住む古い日本家屋で暮らすことになった男の子がですが、家の暗がりが気になってしかたない。高い天井を見上げ「何かいるような気がする」と訴えます。しかしおばあさんは「上を見なければ怖くないよ」という何とも曖昧な返事をします…。さてこの家の暗がりには、一体誰がいるのでしょうか?

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