書店で赤ちゃん向けの絵本コーナーに必ずと言っていいほど置いてあるのが、『だるまさん』シリーズです。この絵本はいろいろなところで紹介されていて、いずれも評価が高いのが特徴です。
『だるまさん』シリーズはどれも「だるまさんがころんだ」の遊びが基となっています。ただこの絵本はそれぞれの助詞「が」「の」「と」の後にいろいろな展開が続きます。一体どんな絵本で、どうしてこんなに人気なのでしょうか?今回は、そんな大人気の絵本『だるまさん』シリーズについてご紹介したいと思います。
1. だるまさんが
シリーズ1作目で、助詞「が」の【だるまさんが】です。
「どてっ」と転んだり、「ぷっ」とおならをしたりと、だるまさんがとる行動は、大人も思わず微笑んでしまう愛らしさがあります。【だるまさんシリーズ】はお話として続いているわけではないので、どれから読んでも楽しめますが、まずはこの【だるまさんが】から読むのがおすすめです。
2. だるまさんの
シリーズ2作目、助詞「の」の【だるまさんの】です。
1作目と同様に遊びのリズムで展開していきますが、だるまさんのいろんな体のパーツが登場します。だるまさんの目や手や歯などがページいっぱいに大きく描かれる様子は、見ているだけで笑ってしまいます。
3. だるまさんと
シリーズ最後は、助詞「と」の【だるまさんと】です。
だるまさんに加えて、表紙で手をつないでいるいちごのようなフルーツが登場します。1作目、2作目と違うのは、今まで「だるまさん」から始まっていた部分が「いちごさん」や「めろんさん」に変わる点です。とても愛らしいフルーツ達なので、他のだるまさんを読まれた方にとっては、、だるまさんとフルーツ達の共演は見逃せません。
4. 『だるまさん』シリーズの魅力とは?
・思わずマネしたくなる楽しいポーズがいっぱい
「どてっ」と転んだり「ぎゅっ」と抱き合ったりと、子供が思わず真似したくなるポーズが満載です。
・「だるまさんが~」のリズムに大喜び
まるで「いないいない~・・・ばぁ!」のような独特のリズムに赤ちゃんも大喜びです。
・自然と身に着く、言葉や擬音語
私たちが当たり前に思っている擬音語や物の名前が登場するので、言葉を覚える教材にも最適です。
5. だるまさん以外のおすすめ絵本
作者の「かがくいひろし」さんは数多くの絵本を発表されています。中でも「だるまさんシリーズ」と同じく、赤ちゃんにおすすめの2冊をご紹介します。
【おしくら・まんじゅう】
こちらもおしくらまんじゅう遊びのリズムで楽しく読むことができます。紅白まんじゅうの表情が豊かで、自然と幸せな気分になれます。
【おふとん かけたら】
赤ちゃんを寝かしつけるのにもってこい!の絵本です。繰り返される反復のリズムが心地いいです。何とこの絵本には濁点が1つもないんです。角がない音になるので、きっと自然に眠りを誘ってくれるはずです。