いろいろなことに興味を持つ2歳児から3歳児。色、形、音すべてが楽しいと感じる時期ですので、余裕があって拡がりのある絵本は、子供の想像力をかき立ててくれます。またお話が出来るようになってくるので、絵本を見ながらたくさんの会話や発見が出来る絵本がおすすめです。親子で一緒に楽しみながら読んで、コミュニケーションを豊かにしましょう。
1. 【ねないこだれだ/せなけいこ】
ママも子供のころ読んでもらって懐かしいという方も多い人気のベストセラー。
夜は子供が起きている時間じゃないんだよというお話ですが、ラストは2歳児にはかなりインパクトが強いようです。「ねないこ」のところにやってくるおばけの話は子供の想像力をかき立て、夜早く寝ることの大切さを学ぶことができます。
手でちぎったような貼り絵の輪郭が背景の闇にぼうっと溶け込んで、夜の雰囲気を作り出しています。
2. 【ぞうくんのさんぽ/なかのひろたか】
ゆっくりとユーモラスに物語が進んでいくかと思いきや最後は・・・!緩急のあるラストに子供が大喜びすること間違いなしです。少し淡い色で描かれた絵は、優しいタッチで、作品全体からあたたかい雰囲気が伝わってきます。
シリーズ化されている人気作ですので、動物が大好きな子供におすすめの絵本です。
3. 【なにをたべてきたの?/作:岸田衿子 絵:長野博一】
しろぶたくんがリンゴを食べると、おなかが赤色に。レモンを食べると、おなかに黄色も増えました。
食べたものの色に染まっていく「しろぶたくん」は色鮮やかでとても楽しくなってきますよ。食べたものを自分の栄養として体に取り込むということを理解させてくれるので、食育の第一歩としてもピッタリの絵本です。
4. 【ねずみさんのながいパン/多田ヒロシ】
ちっちゃなねずみさんが長いパンを抱えて帰る途中、様々な動物家族のごはんを見ていくストーリーです。動物家族がそれぞれいろんなごはんを食べているので、食に興味を持ってもらいたいときにはぴったりです。またねずみの数を数えたりすると、数字の概念も身につきます。大家族のねずみに子供は大喜びするはずです。
5. 【あおくんときいろちゃん/レオ・レオニ】
絵具で描かれた青や黄色のまるが生き生きと動きまわり、絵本ならではの夢と感動をもらたしてくれます。シンプルなイラストながら、子供は自由に自分で想像して世界を広げていきます。子供によっては全く違く姿が見えているのかもしれません。誰かと関わり合うことによって「自分の色」に新しさを加えていくというストーリーは大人が見ても考えさせられる絵本です。子供の想像の世界を無限に広げてくれます。