兄弟仲良くなるための5つの秘訣。第二子が生まれた時の親の接し方

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どれだけ「兄弟がほしい!」と言っていても、上の子にとって兄弟が出来ることはかなりの精神的ダメージです。赤ちゃんが産まれたときの親の接し方が肝心です。そこで仲良し兄弟・姉妹にするための秘訣をお伝えします。

上の子との初対面は母子離した状態で

生まれてきた赤ちゃんを上の子と初対面させる時は、ママは抱っこしないで離れた状態で対面させてあげましょう。これは上の子が赤ちゃんに対してヤキモチを妬かせることなく平常心で対面させるためです。出来れば上の子が赤ちゃんを見つけるといった形がいいでしょう。その時、たとえ反応が良いものでなくても叱ったりガッカリしたりしないでください。ごく自然な反応でもあります。上の子にとっては新しい家族ができるということは理解しがたいものです。ゆっくりと時間をかけて見守っていきましょう。ママやパパが仲良くしてほしいと言うのでなく、赤ちゃんが仲良くしたがってるというスタンスがいいでしょう。プレゼントを用意して「これね、△△ちゃんが◯◯くんと仲良くしたいからって一緒に持ってきたんだよ。仲良くしてくれる?」といった風にお兄ちゃんお姉ちゃんになる一歩を踏み出す手助けをしてあげるのもいいですね。

決して「あなたはお姉ちゃん・お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」と言わない

この言葉は上の子の心を傷つけるばかりでなく、下の子への妬み・ヤキモチに繋がりかねません。最初にこの感情を抱いてしまうと、これを「愛情」に変えていくことは難しいです。また上の子が不公平感を感じ「自分だけ愛情が少ない」と解釈してしまうようになり、親への信頼関係も崩れていきます。上の子は好きでお兄ちゃん・お姉ちゃんになったのではありません。もちろん我慢して頑張ってくれた時は、「我慢してくれたのよね。ありがとう、おかげでお母さんちゃんと見てたよ」などと我慢した気持ちに共感し頑張ってくれたことを褒めてあげましょう。また赤ちゃんのお世話で病むなく我慢させてしまうこともあります。「お姉ちゃんから順番にあげるね」といった上の子の特権もたまには使ってあげましょう。

上の子へ今までしてあげてたことを継続する

赤ちゃんが生まれるとママは睡眠不足が続きその子のお世話でいっぱいになり、心身ともにボロボロです。少しの間でも休みたいのが本心ですが、これはとても大事なことなのです。赤ちゃんが生まれる前にやっていたこと(例えば絵本の読み聞かせなど)を出来れば今まで通りに続けてあげてください。時間をずらしたりしたときは「どうしても△△ちゃんにはこの時間ママが必要だからごめんね」とその子にきちんと説明してあげましょう。子供は変化が怖いのです。下の子が生まれても今までと何も変わらないんだという安心感が、歓迎してあげようという気持ちにつながります。

上の子とママ(パパ)との二人だけの時間をつくる

たまには抱いている赤ちゃんを置いて、「◯◯ちゃんの番ね」と上の子を優先する時間を設けましょう。『まだ自分は大切にされてるんだ・愛されてるんだ』という気持ちを抱いてくれるようになり、不思議なことに『ママ、△△ちゃんが泣いてるよ』と下の子を優先してもよいという余裕が出てきます。親からの愛情を認識したときにこの余裕が生まれるのです。パパっ子のときは、パパと二人でデートしたりなどパパと協力しながら愛情を示していきましょう。仲良く出来るとは相手の存在を認めること、それは自分が認められている=愛されているという自信がベースになります。

一日に一回「大好きよ」と言い抱きしめる時間をつくる

赤ちゃんが生まれるとママはお世話でいっぱい、パパもじいじやばあばも赤ちゃんの方に目がいってしまいがちです。すると上の子は「もうみんなぼくのこと好きじゃないんだ」と淋しさを感じてしまいます。私たち大人であってもそうであるように、子供は特に言葉にしないと伝わらないこともあります。もちろん子供は親の態度や表情もも敏感に読み取ります。毎日、上の子の目を見つめ「◯◯ちゃん、大好きよ」と伝え、強く抱きしめてあげてください。それだけでも気持ちは安定します。また抱きしめる行為は、子どもだけでなくママにとってもその効果が現れます。特に育児期間は不安にもなりノイローゼ状態にもなりがちです。その子への愛情を確認し気持ちも安定します。忙しいときこそ、ひと息ついて我が子をしっかり抱きしめましょう。

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