親が子供に教えたい家の外での毎日のルール5選

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家庭では家族という親しい関係の人を相手にしていればいいけれど、一歩外に出ると他人ばかりです。公共の場でどうやって他人同士が不快にならずに過ごせるのか…公共のルールは親が教えなければ、身に付くものではありません。

ここでは、家庭から外に出た時の「毎日のルール」を5つ取り上げて説明します。



友達に痛い思いをさせたら「ごめんね」と言う

わざとやったんじゃなくても、お友達に痛い思いをさせてしまったときは、すぐに「ごめんね」と言う。「ごめんね」って言える人のほうが強いんだということを繰り返し教えてあげましょう。
友達とは、いわば同等の力関係です。親に向かってなら言える「ごめんなさい」も、友達同士だと変なプライドがあって言えないこともあります。
しかし、「負けるが勝ち」とも言うように、先に謝ってしまったほうが「勝ち」なのです。子どもにも「先に謝ったほうが強い子なんだよ」と教えてあげればいいのです。

背筋を伸ばして座る

胸を張って、背筋を伸ばして座ること。しっかりと頭をもたげて、口はしっかり閉じて。お母さんは、あなたがどんな時でも恥じることのない立派な子だと誇りに思っているから、堂々と振る舞うということを伝えましょう。
このようなきちんとした振る舞いには、おのずと中身がついてくるものです。例えば、電車の中にきちんと膝をそろえ、背筋をまっすぐにのばして座っている子どもを見ると、きちんと育てられた子なんだな…と思います。
そして、きちんとした振る舞いをしているうちに、中身ももっとよくなっていく働きがあるのではないでしょうか。
このようなきちんとした振る舞いを子どもに身につけさせるのは、親しかいません。

ひとりぼっちの子がいたら声をかけてあげる

誰かとお友達になりたいなら、自分から「友達になろうよ」「一緒に遊ばない?」と声を掛けてあげればいい。もし一人ぼっちで淋しそうにしている子がいたら、「一緒に遊ぼう」って誘ってあげる。自分から「友達になって」と言えない子もいるということを教えてあげましょう。
学校を変わるとき、クラス替えのとき、子どもにとっては友達ができるかどうかは大問題です。大人になっても同じことです。
「自分が動けばその気持ちは相手に伝わる」そう信じて、子どもにも自分が動く勇気をもつように励ましてあげましょう。

勝負に勝ってもいばらない、負けても怒らない

ゲームやトランプをしているときに、勝っているときには自慢したり、相手を馬鹿にしたりしない。負けているときには、泣いたり怒ったり、勝負を放りだしたりしない。という「勝負のルール」を守ること。
勝った人は、「楽しかったね、またやろうね」と言い、負けた人は「きみ、強かったね。今度は負けないよ」と言って、気持ちよく終わらせることが大切だと教えてあげます。
この「勝負のルール」が守れないなら、いっそのことゲームを禁じたほうがいいでしょう。
人生は勝負の連続のようなものです。どんな時でも、感情的にならずに、舞い上がったり自暴自棄になったりして自分を見失うことなく、懸命に状況に対処することが次につながる道を作ります。
「人生」というゲームを乗り切るすべは、子どものうちに、生身の人間相手に遊ぶゲームを繰り返すことで身に付くのかもしれません。

友達とけんかしたら「仲直りしたい」というサインを送る

友達とけんかをすると、自分から謝るのはなんとなく悔しいし、友達はまだ怒ってるみたいだし、仲直りするのが難しかったりします。そんな時は、「仲直りしたいよ」というサインを送ればいいのだと教えてあげましょう。例えば、目があったらニコっと笑ったり、帰りに一緒になるように教室をでるなどしたり…きっと友達も仲直りしたいと思っているので、そのサインに応えてくれるはずです。
このようにして、最終的には自ら求めていける力を持つことができます。友達と仲直りしたいなら、自分から友達を求めていく。それが大人になると、やりがいのある仕事をしたいなら、自分からそれを求めて動いていく力となります。

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