親が子どものお手本になるための5つのルール

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子どもの頃、親は立派な大人で、子どもとは全然違う大きな存在に感じていたのに、自分がいざ親になってみると、子どもの頃と大して変わらない自分がいませんか?しかし、それでも親は親であるだけで、子どもにとっては大きな存在です。身近にいるだけで、子どもは親をお手本にして、親自身が意識していないことでも子どもは見て学びます。

ここでは、おとうさん、おかあさんが子どものお手本になるための「毎日のルール」を5つ紹介します。



子どもを「さん」づけで呼ぶ

子どもとまじめに話したいときに、「○○さん」と話しかけてみましょう。
「さん」づけで呼ばれた子どもは、親がきっちり自分と向き合おうとしていることを感じます。たとえ3歳の子どもであっても、ぴっと反応して、態度が変わるはずです。
子どもにとって、「大人がまじめになると、ぴっとしちゃう」という経験はとても大切です。大人だけではない、「人が真面目に話そうとしているときは、こちいらも真面目になる」のは基本的なことです。
真面目な話をしているときは、子どもがおかしなことを言って笑いたくなっても、ぐっと我慢して真面目な顔を崩さない。ひととおり話が終わったら、「はい、お話は終わり。お腹すいたね、おやつにしようか」などと、ぱっと気持ちを切り替えてやるとかえって効果的です。

大人の都合で子どもの時間を寸断しない

子どもが何かに熱中しているときは、そのまま熱中させておいてあげましょう。宿題や片付け、習い事など、子どもの日常はやらなくてはいけないことがたくさんあります。それらの間をぬって、子どもは好きなことに熱中します。子どもは、わずかな時間にぐぐっと好きなことに集中する能力を持っています。
そういうときの集中は、子どもにとっては深い体験になります。そんな時間を寸断していいほど、重要なお片付けも食事もないのではないでしょうか。
子どもが熱中しているあいだは、部屋を片付けさせようと思い立っても、お風呂に入れたくても、ちょっと待ってあげましょう。

子どもを待ってあげる

時と場合によりますが、子どもを待ってやることも必要です。先に答えを言われてしまうと、自分で考えなくなってしまいます。親が待たずにやってしまうと、自分でしなくなります。早く早くと急かされると、中途半端でもすませてしまうようになります。子どもには子どものペースがあります。大人が根気強く子どものペースに合わせて待ってあげることが大切です。

約束は守る

ごくささやかなものであっても、子どもとの約束をきちんと守れる親でいるように努力しましょう。小さな約束でも、親が簡単に破ってしまっては、子どもは親の言うことを半分しか聞かなくなるでしょう。それだけではなく、人を信じてもダメなんだ、と思うようになってしまっては取り返しがつきません。ごくごくささやかなこと、大人から見れば、どっちでもいいようなことであればあるほど、心して約束を守ってあげることが大切です。

子どもに「あなたが大好き」と言葉で伝える

子どもを育てているときに、子どもを愛しく思う瞬間があったら、その都度「あなたが大好き」と言葉に出して伝えましょう。
「あなたが好き」という親の言葉は、シャワーのように浴びせられても多すぎることはありません。「あなたが好き」という言葉があって、子どもは「私は私が好き」と自分を認めることができます。そして、心穏やかに前を向いて生きる強さを持てるのではないでしょうか。

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