地震や豪雨災害、噴火など常に災害と隣り合わせな私達。
最近では竜巻の発生件数も増えてきていますよね。
2011年の大震災の時も、予想外の事態に戸惑ったご家庭も多かったのではないでしょうか。
震災後、ホームセンターやネットショップで防災グッズを多く見かけるようになりました。
特にお子さんがいる家庭は防災準備を万全にしておきたいもの。
梅雨が明ければ台風・豪雨シーズン。
今回は万が一の事態に子供を守る防災グッズ・準備についてご紹介します。
避難用具に入れておきたいものって?
いわゆる「非常袋」と呼ばれるものです。
基本的に入っているものは以下のものが大半。
・着替え一式(季節問わず防寒具も)
・医薬品(包帯や薬、ばんそうこう)
・懐中電灯・ライター・ロウソク
・紙コップ・紙皿・割りばしなど
・ビニール袋・ごみ袋・レジャーシート
・携帯ラジオ・携帯やスマホの予備バッテリー
・日持ちのする食品(乾パンやパック入りゼリーなど)
乳幼児がいる場合は以下のものを用意しておきましょう。
・ウエットティッシュやおしりふき
・生理用品・おむつなど
・タオル・バスタオル・毛布
・必要に応じて予備の眼鏡や靴など
乳幼児がいる場合は抱っこしやすいように、大きなリュックに準備しておくと避難時に楽になります。
おむつ・水などの大きなものは車に積んでおく
乳幼児がいる場合、災害時はおむつやウエットティッシュなどの消耗品は必要不可欠。
ですが水やおむつってとてもかさばりますよね。
いざ地震や火事などで家から避難する時に両手に抱えて持っていく余裕はないかもしれません。
常に多めに買っておき、車のトランクなどに1パックずつ備えておきましょう。
ごみ捨て用のビニール袋や毛布も合わせて置いておけばいざという時に困りませんよ。
水はポリタンクに入れておくか、ホームセンターでミネラルウォーターを箱買いしておくと安心です。
もし車での避難が出来ない場合に備えて、自宅から持ち出す非常袋にも消耗品を分けて入れておけば安心です。
ちなみに経験談ですが、筆者も外出中に東日本大震災に遭い、帰宅できずに避難所に向かいました。
その際、避難所が狭く車内泊をする事になったのですが、車に箱買いしたウエットティッシュ、水、毛布と非常袋を積んでおいたおかげで数日の避難所生活をしのぐことが出来ました。
授乳中の人は必須!授乳ケープ・バスタオル
最近では激しい雨が続いたときなど、「土砂災害警報」などが発令され、念のため避難所に行くケースが増えています。
その避難所となる公民館や小学校などに授乳スペースはありません。
また、広い部屋に全員入れられる為にプライバシーが無く、周りに他人の目がある状態。
そんな時に赤ちゃんがおっぱいを欲しがったら、どうしたらいいか戸惑ってしまう方も多いのでは?
万が一に備え、常に自分の持ち物には授乳ケープを入れておきましょう。
もしくは色の濃い厚手のバスタオルや毛布でも可。
車内で授乳する際もカーテン代わりにもなるので便利ですよ。
ちなみに東日本大震災の時、乳児持ちのママ達が困ったのが避難所での授乳だったそうです。
隠すように与えていても、周りの人が覗いて来ようとしたり、車まで付いてきてを覗きこんできたりと防衛に大変だったとか。
ママと子供のプライバシーを守るためにも、万全の準備をしておきましょう。
1台あれば安心!カセットコンロ
急な停電や水道が止まった時、家電が使えないとご飯も作れませんよね。
特にミルクを必要とする赤ちゃんがいる場合、お湯は確保しておきたいもの。
そんな時にカセットコンロとボンベがあれば、お湯を作る事が出来ます。
また、レトルト食品やインスタント食品を温めて食べる事も可能。
お湯があればミルクはもちろん、哺乳瓶の殺菌などにも使えます。
普段は自宅でお鍋や、キャンプをする時に使える事からも、持っていても無駄にはなりません。
出来れば1台はあるといいですね。
子供とはぐれてしまった時のために
例えばお子さんが幼稚園(保育園)や学校にいる時に災害が起こり、家族と離れた状態で避難所に向かう可能性もあります。
滅多に起こっては欲しくない事ですが、大震災クラスの災害の場合、一度に多くの人が避難所に向かうため、スムーズに家族と再会出来ないケースもあります。
災害時は子供も不安・パニックになり、泣きじゃくって自分の名前や連絡先が言えない可能性も。
出来れば普段お子さんが持っている荷物に、「氏名・住所・自宅電話番号・親の名前と連絡先・勤務先」を書いたものを常備させておきましょう。
更に余裕がある人は、家族で撮った写真を現像したものを一緒に入れておけば、もし家族とはぐれてしまっても「顔」で探すことが出来ます。
100円ショップに売っているビニール製のカードケースなどに入れておくと防水にもなりますよ。
いかがでしたか?
災害は忘れた頃にやってくるもの。
他人事とは思わず、備えあれば憂いなしの気持ちで準備しておくと安心ですよ。