もしもの妊娠初期トラブル!流産・切迫早産!

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妊娠初期に起こりやすいトラブルの中で、流産と切迫早産があります。

どちらも症状としては出血とおなかの痛みです。

ただ、大きな違いとしては妊娠が継続しているかどうか。

正しい知識を知り、妊娠に伴うトラブルに迅速に対応できるように!

妊娠初期は安静第一ですよ!



流産と切迫流産の違い

流産は妊娠22週未満で赤ちゃんが育つことができず妊娠が中断してしまうことを言います。切迫流産は妊娠が継続している状態ですが、妊娠22週までに出血し、流産が差し迫っている状態を言います。
流産は下腹部痛が一番の症状ですが、まれに早期の流産だと自覚症状のない場合があります。切迫流産の場合も、出血とおなかの痛みということろでは同じです。
赤ちゃんが育っているかいないかという点が一番大きな違いです。

流産の種類

12週未満の流産を「早期流産」と言います。
早期流産のほとんどは受精卵の染色体異常で、赤ちゃんがそれ以上成長できなくなってしまった状態。
この時期の流産はほとんどが赤ちゃん側に原因があります。
12週以降を「後期流産」といい、赤ちゃんだけでなくお母さんの原因もかかわってきます。
原因としては子宮内感染や子宮頸管無力症、子宮筋腫、子宮奇形などがあります。
いずれもそんなに多くはありませんが、このような自己免疫疾患などが影響を及ぼして起こることがあります。

妊娠初期は安静が一番

妊娠初期の過ごし方は安静が一番ですが。
万が一出血してしまった時、お母さんのライフスタイルにもよりますが、働いていたり、立ち仕事が多いなどの場合は絶対に安静に過ごしましょう。
それが一番の治療法です。
安静とは食事とトイレ以外は体を横にするということ。
仕事をしていてはいけません。
医師の指示をしっかり守ることが大切です。
赤ちゃんのために、お母さんができることをしっかりと。

流産は早めに手術を

流産したら早めに手術を行いましょう。
少しくらいはおなかにとどまっていても問題はありませんが、なるべく早めに取り除く手術をするのが良いです。
処置の時期は医師と相談しましょう。
子宮内の胎嚢が完全に体の外に出ている場合は自然経過となるでしょう。
いずれにしても病院へ行き、診断を受けましょう。

初期の出血原因

流産や切迫流産以外にも出血の原因はあります。
子宮頸管ポリープやびらんなどがあります。
子宮頸管ポリープとは子宮頸部にできる良性のイボのことですが、表面は血液が豊富なために少しの刺激で出血します。
びらんは子宮の入り口の表面が赤くなっている状態でただれていることもあります。
妊婦さんに限らず、女性の不正出血の原因として多くみられ、
性交渉の刺激で出血することがあります。
生理的なものも多いので心配はいりません。

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