妊娠検査薬で陽性反応が出たり、病院で妊娠判定を受けた女性はそれまで以上にどんなものを食べるべきか意識するようになるかと思います。でも何を食べれば良いのやら・・・という女性は多いと思います。
そこで妊娠初期からすぐにでも意識して摂取した方がいいとされている栄養素をご紹介します!
1.葉酸
非妊娠時にはあまり意識しない栄養素ですが、水溶性ビタミンB郡に属す栄養素です。赤ちゃんの新しい細胞をつくり始める妊娠初期から授乳期まで通常時より多く摂取することが望ましいとされています。
〜どんな食品に多く含まれているの?〜
鶏・牛・豚のレバー、枝豆、モロヘイヤ、パセリ、ほうれん草、菜の花、納豆、ブロッコリー、いちごなど。
妊娠初期でつわりに悩んでいる妊婦さんはいちごやブロッコリーがおすすめ。
2.鉄分
妊娠すると胎児の成長に伴い、お母さんの身体の血液量は1.3〜1.5倍にモなると言われています。血液量が増えているのに血液中の鉄分の量が非妊娠時と同じだと母体は貧血のような状態になります。貧血になるとつらいので鉄分の補給も忘れずにしたいですね。
〜どんな食品に多く含まれているの?〜
豚・鶏レバー、ひじき、しじみ、いわし、米味噌、油揚げ、あさり、納豆など。
ひじきは鉄分も多いですが、ヒ素を含む食品なので妊婦さんは週1〜2回程の摂取が望ましいとされています。
3.ビタミンC
ビタミンCは鉄分の吸収率をアップさせてくれる作用があります。鉄分が不足しがちな妊娠期には鉄分を一緒にビタミンCも摂取しましょう。
〜どんな食品に多く含まれているの?〜
グレープフルーツ、赤・黄ピーマン、アセロラジュース、芽キャベツ、ピーマン、ゴーヤ、キウイ、いちごなど。
グレープフルーツにはむくみ予防にもなるカリウムも含まれているので、妊婦さんにおすすめです。
4.カルシウム
妊娠中は胎児の骨や歯などを形成するためにたくさんのカルシウムが必要になります。いつも以上にカルシウムは意識して摂るようにするといいでしょう。
〜どんな食品に多く含まれているの?〜
桜海老、プロセスチーズ、しらす干し、あゆ、ししゃも、油揚げ、がんもどき、厚揚げなど。
食べづわりだった筆者は妊娠初期には小分けになった乾燥小魚をつわり対策で食べていました。
5.つわりで食べられない妊婦さんへ
吐きづわりでとにかく食べられない!という妊婦さんは食べられるものを食べれば大丈夫です。それでも出来るだけ上に挙げたような栄養素を摂りたい。。という方は、葉酸入りキャンディーやタブレット、サプリメントなども出ているのでつわりで辛い時期はそういうもので補うのも良いかと思います。
最後に、赤ちゃんを授かってから十月十日お腹の中で新しい生命を育てるというのはとても大変なことです。食事に気をつけることももちろん大切ですが、出来るだけお母さんがストレスに感じないような食生活を続けていくことが赤ちゃんにとってもお母さんにとっても一番いいですよね。