子どもにも色々な悩みや不満があります。そんな時の沈んだ顔、不機嫌な顔、不満そうな顔は、我が子といえどもあまり可愛くありません。だからこそ、お母さんやお父さんの側にいると明るさを取り戻せる。落ち込んだ自分を忘れることができる。そういう親子関係は大切です。
ここでは、子どもと一緒の時、いつでも子どもの明るさを引き出せる5つの言葉を紹介します。
「何かいいことあったかな?」
子どもがいつになく明るい顔をしているのに気付いた時は、ぜひこの言葉を掛けてあげましょう。子どもにとって嬉しいことを打ち明けることは楽しいことです。そして、嬉しいことを分かち合うことはもっと楽しいことです。
だから、ぜひこちらから尋ねてあげましょう。そうすれば、子どもと一緒に喜んであげられ、子どもはますます輝けます。
「あなたを信じるよ」
誰かに信じてもらうのは嬉しいことです。気持ちが明るくなってきます。それと同時に自分を信じてくれる人にウソをついたり、裏切るようなことはしたくないと考えます。しかし、時には誘惑に負けてしまったりして、結果親を裏切ってしまうこともあります。それでも親は信じるしかありません。
「もう信じない」という言葉はタブーです。どんなに期待を裏切られても、親は諦めずにこどもに「信じているよ」と声を掛け続けてください。
「笑った顔がいちばんだよ」
子どもの笑顔を愛さない親はいません。いくつになっても我が子の笑顔に出会うとホットするし、子どもが輝いて見えます。その輝きを、どうか声で褒めてあげてください。我が子の笑顔に出会えた時は、その笑顔がいかに素敵で、愛らしくて、よく似合うかどんどん褒めてあげて下さい。すると、子どもは笑顔を心がけるようになるし、笑えば気持ちは明るくなります。
「よかったね」
どんなときでも、この一言が返ってくると明るい気持ちになります。「よかったね」なんて実に簡単な言葉ですが、こんな簡単な言葉で、子どもの気持ちが一気に明るくなり、表情も輝いてくることを忘れないで下さい。
どんなことでもいいのです。子どもが何気なく話したことでも、「よかったね」と心の底から相槌を打ってあげてください。
「かなわないなぁ」
この言葉には「まったくあなたには驚かされてばかり。もう降参です。」という大らかな気持ちが込められています。子どもは考えが足りなかったり無計画だったりして大きな失敗もします。そんな時は「かなわないなぁ」と一呼吸。ときどき子どもに降参してみましょう。叱るのは笑顔の後で大丈夫です。