将来子供が勉強好きになるために親が出来る5つのこと

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出来ればわが子には「勉強できる子に育ってほしい」と願うのが親心。

ですがなかなか思い通りに育たないのが子供ですよね。

 

小学校に入ったら、宿題そっちのけでゲームや遊びに行ってしまったり、テストの点数が無残な結果だったり……

つい「勉強しなさい!」と口うるさく言ってしまいそうになりますよね。

 

子供が勉強好きになるには幼児期の頃からの親の習慣づけが大事と言います。

今回は「親が出来る、子供が勉強好きになるために必要なこと」についてご紹介します。



失敗を受け入れ、完璧を求めない

多くの親御さんがやりがちなのが、「最初から完璧を求める」こと。

子供がお手伝いなどで失敗すると「あーあ」とか「もう!お母さんがやるからあっち行って!」って言っていませんか?

実はその姿勢自体がNG。

失敗する事に怒られたり・とがめられた子供は「失敗する=嫌なこと」と刷り込まれてしまい、それが勉強にも影響します。

計算ミスをしたら怒られるかも、回答が間違っていたらどうしよう、分からない事があって質問したいけれど馬鹿にされるんじゃないか……と自信を持てないまま成長してしまいます。

幼児期から合格点に至る子供はほとんどいません。
まずは失敗しても「大丈夫だよ、今度は上手くやれるよ」と受け入れ、寄り添う姿勢を見せてあげましょう。

諦めずにコツコツやることで出来るようになる=達成感を得られる事で、子供は自信を持つことが出来ますよ。

読書の習慣は親があってこそ

よく、「勉強好きに育てるには読書をさせよ」と言われていますよね。
なぜ読書がいいのでしょうか?

文字や漢字を覚え、文の内容や心情を理解できるようになる

算数の文章題など、テストの問題文の意図をくみ取れるようになる

というよい連鎖が生まれるからではないかと考えます。

ですが、ただ親が「本を読みなさい」といっても、本好きな子でない限りは自らすすんで読みません。

幼児期からお母さんの膝の上で本を読んでもらい、楽しい記憶がなければなかなか本好きにさせるのは難しいです。

乳幼児をお持ちの親御さんは、1日1冊でもいいので一緒に絵本を読むなど習慣づけをしましょう。

ある程度大きくなったお子さんをお持ちの方は、親御さんも読書の時間を設けるなど「親が見本を見せる」ようにするといいですよ。

質問に「わからないなー」でごまかすのはNG

幼稚園・保育園に入る頃になると、お子さんからの「なんで?なぜ?」攻撃が始まります。

毎日何度も聞かされるとウンザリして、「お母さんにはわからないよ」とごまかしていたりしませんか?

実はそれが子供の好奇心の芽をつぶすNG行動!

「ああ、お母さんは質問にちゃんと向き合ってくれないんだ」
「わからないことはわからないままでいいんだ」

と子供なりに感じとり、知る事への意欲を失ってしまいます。

確かに何度も聞かれると面倒ですし、「空は何で青いの?」と専門的な事を聞かれたら困ってしまいますよね。

ですが今はインターネットで何でも調べられる時代。
「お母さんもわからないから、家に帰って一緒に調べよう!」と、図鑑やPCでお子さんと一緒に調べて、親御さんなりの言葉で説明してあげましょう。

そこから生まれる新たな「なんで?」も、なるべくメモしておくことをおススメします。

お父さんと一緒に後で調べる、家族皆で「どうしてだろうね?」と想像力を働かせて会話をするのも、子供にとっては素晴らしい刺激になりますよ。

謙遜のつもりでもNG!人前で子供をけなさない

よくお母さん同士の会話で、「うちの子はバカだから~」みたいなやりとりを聞きますよね。

昔、自分の母親がそんな会話をしていた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

母親にとってはママ友に気を遣うための謙遜でも、実は子供は傷ついてしまうんです。

自分の子供をダシに謙遜するような言動はなるべく避けましょう。
「人前で馬鹿にされた」とショックを受けると同時に、親を信用しなくなってきます。

筆者が勤めていた学習塾でも、「うちの子勉強嫌いで馬鹿なので」と仰る親御さんは沢山いました。
そのお子さんは俯きがちだったり、勉強に自信が持てない様子でした。

頑張っても親に褒めてもらえないんじゃないかと、諦めてしまう子もいました。

もし話の流れや雰囲気で謙遜するような会話をしなければならない時も、「うちの子は本は嫌いだけれど、車や飛行機に詳しいから楽しいよ」みたいに、お子さんのいい所をひとつ加えておきましょう。

親に認められた、褒められた、というのは子供にとって何よりのご褒美です。

なるべく多くの経験をさせてあげる

テーマパークなども楽しいですが、物心つく頃になったらなるべく色々な経験をさせてみましょう!

山へ行ってキャンプや川遊び、海で潮干狩りや船に乗るなど、手足を使う、五感をフルに使う体験は強烈に記憶に残ります。

動物園のふれあいコーナーを利用したり、農園で田植えや芋ほり体験をしてみるのもいいですね。

そういった経験を積み重ねることで、学校で習ったことと自分の体験が線で結ばれ「あっ!あの時やったことだ!」と知識としてしっかり身に付きます。

そして、家に帰ったら県内の地図や日本地図を広げ、行ったところにシールをはるなどして振り返ってみるのもおススメ。
自分が今日はどこに行ったのか、地理の勉強になると同時に、「次はここに行きたい!」という目標が出来るので、家族皆で楽しめますよ。

「勉強」といっても基本は普段の生活から成り立つもの。
親御さんも一緒に楽しめば、自然とお子さんも勉強に意欲的になりますよ。

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