早めの治療が鍵?!子どもの反対咬合と向き合うために

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生まれて数ヶ月の赤ちゃんの、一本も歯の生えていないお口。

ミルク香りがほんのり。何とも言えない可愛らしさがありますよね。

生後数ヶ月してから初めての乳歯がひょっこり出てきてまた違った可愛さがありいつまでも大切にしたいですね。



下の歯が上の歯より前に出ている!!

歯が生え揃ってきて歯磨きの時や、歯科検診で
お口を『い~』とすると…「んんっ?!」
下の歯が上の歯より前に出ている…
それは『受け口(反対咬合)』と呼ばれるもの。
一般的に、下顎が前に出てきて『しゃくれ顔』になったり、噛み合わせが悪いため下の歯が長持ちしない場合もあるそうで。
そして、息が隙間から漏れるので発音がうまくできなかったり…そんな思いを我が子にさせたくないですよね…

幼児のうちに見つかったのに…

この反対咬合、3歳児健診で4~5%の割合で見つかるそうなのですが、永久歯に生え変わるときに自然に治るケースもあるらしく「しばらく様子をみましょう」と言われて一旦放置になる事が非常に多いのです。
しかし、自然に治る率は低く、治療が必要になるのです。
そして、治療法も大人と子どもでは変わってくるため、いつ治療を始めるのかしっかりと決めてあげる必要があります。

早期治療で何が違う?

【治療費】大人70~100万円、子ども30~60万円
【治療期間】大人2~3年、子ども数ヶ月~1年
幼児用治療器具ムーシールドの場合、睡眠時に着用で痛くないようですし、大人になってからより負担は少ないようですね。
反対咬合をそのままにしておくと下顎骨が大きくなり取り返しのつかない事になる可能性も…早ければ早いほど我が子の負担は少なく治療が済むのです。酷いケースだと成長しすぎた下顎骨を切除して縮めるという選択肢も出てくるそうなのです。反対咬合の治療は歯科矯正に当たるのがほとんどのため治療費に健康保険は適応されません。
そのため高額な治療費が掛かってしまします。しかし、一生の事。よく考えて治療を受けたいですね。

セカンドオピニオン

受診した医療機関に「様子を見ましょう」と言われたけど…どうすれば…
そんなときはセカンドオピニオンを求めるのもいいでしょう。
早期治療が必要だと考えている歯科医師も多くいます。
我が子にベストな治療法を見つけるためにも、迷ったらセカンドオピニオンは有効な手段かと思います。

親が子どもにできること

早期に治療を行った場合、大抵の場合もう治療の必要はないそうです。
ただ、15歳~18歳頃の成長期に再治療が必要となる場合があるそうなので定期健診は続けた方が良いですね。
また、医療費控除などの手続きもお忘れのないように。

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