しつけの基本として、子供には身に付けさせたいお片付け。 「私は片付け苦手だけど、子供にはできるようになってもらわなきゃ!」な~んて、都合の良い事考えてませんか? ハッキリ言ってそれは無理です! では、どうすれば良いのでしょう・・・?
親もできてないお片付け
学校の先生方は言います。
「家庭訪問でお宅に伺いますよね。雑然としたお宅のお子さんは、学校でも身の回りの整理整頓が苦手です」と。
それはそうでしょう。
いつも散らかったところで育って、片づけの習慣がつく訳がありません。
それなら、いつもキチンと片付けていればいいじゃない?
・・・それができないから困ってるんですよね~?
片付けの講座や、整理収納のハウツー本は、一定のニーズがあります。
ということは、片づけのやり方がわからない、教えてほしいという人が少なくないということ。
片付けは、生きていく上の基本的な技術の1つと思っていたけれど、意外とできない人はたくさんいるようです。
私だけ、あなただけではありません!
親もガンバります!
学校の勉強は、親が出来なくても子供が頑張ればどんどん伸びて行ってくれたりするもの。だから、片づけも勝手にできるようになってくれれば良いのだけど、そうは行かないなら・・・
親も片付けられるようになるしかない!
まず手はじめに、モノを減らすことから始めてみましょう。
断捨離などで有名になった話ですが、片付けられない1番の理由は、モノが多すぎること。管理しきれない程のモノに囲まれているからです。
ここは思い切ってモノを減らしていきましょう。
捨ててしまっても、意外と後悔しないものです。
ただし、イッキにすべて片付けようとするのは止めましょう。
あっちもこっちも、手当たり次第にひっくり返し、どこから手を付けたら良いかわからなくなって、逆に散らかってエネルギーばかり消耗してしまいます。
まずはひきだし1つ、本棚1列から。
毎日少しずつ続けましょう。
本当の目的とは?
ここで、ちょっと片づけがイヤになってきた方に。
「片付け」が目的になってしまっていませんか?
片づけをする、本当の目的はいったい何でしょう。
キレイにすることで、機能的、効率的に生活することができる。
余計なモノのない、スッキリした空間で、ストレスなく気持ちよく暮らすことができる。
今までモノを探すのに使っていた時間とエネルギーを、家族で楽しむことに使えます。
その明るい未来をイメージしながら、さぁ、あと少し頑張ってみましょう!
あ~ガンバった! でも、これで終わりじゃありません。
イッキに頑張って片付けた人も、長い時間をかけてコツコツ片付けてきた人も、ようやく片付け終えた時の達成感はひとしおでしょう。
でも、ここからが本番なのです!
今までも、時々片づけはしてきましたよね?
それなのに、いつの間にかまた散らかっている我が家・・・。
そう、片付けたこの状態を「維持」することが一番大切で、そして一番大変なのです。
この大変な思いをまたしなくて済むように、子供に片づけをすることは快適に過ごすための条件なのだと体感してもらうために、毎日必ずこの状態に戻すようにしましょう。
さぁ、子供のお手本に♪
もうこれで、「私はできないけどアンタはガンバってね!」の、無責任親ではなくなりました!
自分ができた同じやり方で、子供と一緒に片づけの習慣づけをしていきましょう。
大人ですら、モノの量を減らさなくてはできなかった片付け。
子供ならなおさらのことです。
モノを減らして、定位置を決めて、毎日守る。
さあ、キレイでスッキリした空間で、イキイキと暮らしましょう!