妊娠中のマイナートラブルはホルモンの作用や体型の変化などで、
体への負担が大きくなり、
そのために起こる不快な症状のことをいいます。
たくさんある中からこんなことあるの?という5つをご紹介。
頻尿
子宮が膀胱を圧迫したり、ホルモンの作用でトイレが近くなることがあります。
頻尿が嫌だからといって、水分制限をするのはやめましょう。
脱水や膀胱炎の原因になります。
トイレに行きたくなったら我慢せずに行きましょう。
静脈瘤
静脈瘤とは、静脈の壁がなんらかの形で薄くなり、
その血管が膨らむことで発病する循環器病。
子宮の増大により下半身の血流が妨げられるために起こりやすくなります。
静脈の流れに沿ってでき、血管がみみずばれのようになったり、
痛みを伴うこともあります。
ひざの裏、ももの内側、足の付け根、外陰部にできやすいでしょう。
対策としては、着圧ソックスを使用したり、適度な運動で血流をよくする。
長時間同じ姿勢をとらないなどがあげられます。
また、座った時に足を組んだりするのもよくないとされています。
普段から心がけることが大切です。
仰臥位低血圧症候群
仰臥位低血圧症候群とは、
大きくなった子宮が内臓を圧迫して起こるもの。
仰向けになり、急激な血圧低下を起こすことによりなるものです。
仰向けになると子宮が太い血管を圧迫してしまうため、
気分が悪くなったり、冷や汗をかいたり、
立ち上がる時にめまいを起こすことがあります。
長時間仰向けに寝ることは避けましょう。
立ち上がる時にも気を付けて、ゆっくり起き上がるようにしましょう。
こむら返り
子宮が大きくなると、重心が変わり足の筋肉が疲労しやすく血流が悪くなったり、
血液中のカルシウムが減ることで起こりやすくなります。
ストレッチなど血流をよくする運動を心がけましょう。
体を冷やさないことも大切。
カルシウム・ビタミンB1(大豆・レバー・豚ひれ・さつまいも・胚芽米)・ビタミンDを積極的に摂取しましょう。
むくみ
妊娠中は体内水分量が多くなることや、
子宮の圧迫で血流が悪くなりやすいので、
むくみが出やすくなります。
主な対策方法
・適度な運動やストレッチ
・横になる時は枕やくっっしょんで足をあげる
・朝起きた時に手足や顔がむくむ場合は病院に伝える
以上を注意していくようにしましょう。