お子さんが生まれたら、学資保険を検討される方がほとんどでしょう。しかし保険のことはわかりづらく、知り合いの勧めやすでに契約してるところへそのまま加入するという方もいらっしゃることと思います。損をしないために、筆者の体験を交えながらポイントと注意点をまとめました。
払込額に対する受取額の割合がポイント
例えば満期時300万円受け取れる保険を契約したときの払込総額が300万円を超えるのかどうかが一つのポイントとなります。
”毎月の支払額×12か月×満期までの年数”を計算してみてください。計算結果の大まかな払込総額が判断基準となります。
満期時のお子さんの年齢に注意
お子さんが12月~3月生まれのところはちょっと気を付けていただきたい点です。満期時の年齢を18歳にしている場合、高校3年生の12月~3月が満期となります。大学受験は推薦など早いところでは秋に合否が決まります。学校によって入学手続きの時期があるでしょうが、18歳満期では間に合わない可能性も考えておかなければいけません。不安な方は17歳満期にしておかれるといいかもしれませんね。
迷ったらプロに相談
今は複数の保険会社の商品を扱っているところがありますね。公平な目で見てくれ、しかも相談無料のところが多いです。迷ったら、疑問を持ったら一度相談してみるといいでしょう。もし気に入ればお願いし、そうでなければ断ればいいのです。
筆者の場合
約5年前、第一子が生まれた際に実母の知り合いが勤めているというだけの理由で何も考えずとある学資保険に加入しました。当時ははじめての育児で他社と比較する余裕もなく、言われるがままでした。その後、いろいろ調べていくうちにこの保険でよかったのかと疑問を持ちつつも乗り換えるべきか思案しているところに第二子を妊娠・出産。落ち着いた今、保険の見直すことにしたのです。
第一子の契約している学資保険は払込額が受取額を超えている上に18歳満期でした。ちなみに第一子は12月生まれです。これが解約を考える事由となりました。
では解約したあと、子どもたちの教育資金はどのように確保するのか。わが家の答えは「学資保険」ではありません。
「学資保険」以外の選択肢
最近はいわゆる「学資保険」ではないものを選ばれる方も増えているようです。積み立て型の定期保険に保護者の名義で加入するパターンです。学資保険は契約者に万が一のことがあった場合は払込免除となりますが、お金を受け取れるのは満期時です。しかし積み立て型定期保険の場合、契約者(=被保険者)に万が一のことがあった時点で保険金が受け取れるのがメリットです。また、投資信託等を利用して保険に頼らず教育資金を準備するという方法もあります。ただし、どちらの場合もお子さんの医療保険は共済等で別に加入しておくことをおすすめします。
まずは”保険のビュッフェ”で学資保険の見直しをしましょう!