親心として子どもには学力をつけて、賢い大人になって欲しいと願うものです。
欲を言えば押しつけられてやるのではなく自ら学ぶ子になって欲しい。
家庭での取り組みが重要になりつつある今、男の子ならではの学力の伸ばし方とは?
好奇心を引き出す
子どもは好奇心のかたまりです。
「なぜ?」「どうして?」と質問攻めしてくることも日常。
その「なぜ?」「どうして?」から
さらに好奇心を引き出すのが
「調べてごらん」「考えてごらん」の言葉です。
子どもの質問に親がすぐに答えてしまうのは簡単。
それを繰り返してしまうと
答えはすぐに分かるけど
それ以上の発見や疑問が芽生えず、
子どもの好奇心は育ちません。
こんな時
「調べてごらん」「考えてごらん」と
子ども自身が調べたり、考えたりすることで
いろいろな発見をしたり
新たな疑問が生まれてきます。
もちろんひとりで調べることができない年齢の子どもや
調べても分からない時は
「一緒に調べようか」と
親が一緒に調べたり、考えたり手助けをしながら
「わかることは楽しい」という体験をたくさんさせましょう。
「書きグセ」をつける
将来、大学で勉強するようになっても
就職して企業に勤めることになってからも
もっとも必要とされる学力は知識量ではなく
文章を読み書きする力です。
つまり、国語力。
国語力がなければ通用しない。
国語力と言っても
漢字の書き取りや文章読解の選択問題ができるだけでは不十分。
作文力が必要です。
しかし、なかなか作文を書く機会がない子がほとんどです。
男の子は特に・・・
日常的に文章を書くようにするには
子どもが嬉しいこと、楽しいことを報告してきた時がチャンス!
「お父さんにも教えてあげよう。
なにか紙に書いておいて」と言って
たとえつたない文章でも
たくさんほめてあげましょう。
そうすることで文章を書くことを
楽しいと感じるようになるはずです。
音読で国語力をのばす
国語力を育てるためにしておきたいことのひとつが
作文に取り組むこと。
そして、
小さいころから読み聞かせをし、本に親しむことです。
音読といっても
ただスムーズに読むことが大事ではなく
一音一音、しっかり区切って読むことと、
口の形を意識しながら読むことが大切です。
達成感を持たせる
一度始めたことはやり遂げる力をつけることが大切。
「今日はこの課題を終わらせる」と決め
最後までやらせること。
早く終わっても追加の課題を追加せず
「よく、がんばったね」とたくさん褒めて
達成感を持たせる。
これが長続きさせるコツです。
たくさんの習い事を掛け持ちさせるよりも
1つのことをやり遂げる力のほうが必要なことです。
好きなことを究めさせる
子どもの苦手科目を勉強させようとしてしまいがちだけど
なるべくよいところ、得意なところをみてあげたいものです。
「得意だからやらなくても大丈夫。
苦手なものを頑張りなさい」と言いがちですが
これはまったく逆効果。
苦手な勉強ばかりさせられると
「勉強=苦手」の構図ができてしまい
勉強が嫌になり、勉強嫌いになります。
得意な教科、好きな教科をとことんさせることで
「ほかの勉強もやればできるかも?」と思うようになり
自発的に苦手な教科も取り組むようになります。
好きな教科をとことん究めることで
応用力が身についてきます。
親はその時期が来るまで
あまり勉強を押しつけず見守りましょう。