子育てに大事なことの一つに子どもの話をよく聞くことがあると思いますが、どんなに忙しいパパやママも、お子さんとコミュニケーションを取る時間は、ちゃんと作っていると思います。
しかし、大人にとってはどうでもいい話にも付き合っているかと言うとイエスと答えられる人はどれくらいいるのでしょうか。
大人にとってはどうでもいい話も子どもは真剣に話している
子どもの話をきちんと聞いていますかと聞かれたら、お仕事をされているパパやママも時間を作って聞いていると答える方が多いと思います。
しかし、それが大人にとってどうでもいいような、くだらない話だったらどうでしょうか?
例えば、今日学校でこんな悪戯をして遊んだとか、〇〇ちゃんが授業中にノートにマンガを書いていたとか。一見、冗談とも聞こえるようなそんな話も、子どもはちゃんと聞いてほしくて親に話しています。
特に男の子のくだらない話には、ちゃんと付き合おう
男の子は、悪戯が大好きです。
家の息子も、ダジャレの本を購入していて、しつこいほど同じダジャレを何度も繰り返し言うので、思わず「いい加減にしなさい。」と言いたくなりました。
しかし、それをぐっと抑えて、「面白いね。」と反応すると、本当にうれしそうにニコニコ笑っているのです。
どんなにくだらないことでも、思いついたら言わずにはいられないのが、男の子なんだと思います。
幼い子どもは大人の都合は考えない
親にもそれぞれの事情がありますね。
仕事に疲れ切っていて、ゆっくり音楽を聞きたいとき、今日はゆっくり本でも読もうかと思っている時など。
しかし、子どもはそんな親の都合などおかまいなしに面白いことを思いつけば、話しかけてくるでしょう。
そんなとき「ねえ、ねえ。」なんて話しかけられたら、今日は勘弁してと言いたくなるでしょう。気持ちは痛いくらい分かりますが、こういう子どもほど親のリアクションを求めています。
親がくだらない話や冗句を、聞いてくれた、そして笑ってくれたことが、子どもには大きな喜びなのです。
共感しあえたことで満足感を得る
大人でもそうだと思いますが、自分の話を真面目に聞いてくれた、反応してくれたことで分かり合えたんだと言う満足感を得られるものだと思います。
子どもも同じです。
但し、子どもの話はとりとめのないものや、大人にとってはどうでもいいことが多くて、つい怒ってしまいがちになりますが、どんな話もきちんと聞いて笑ったり、面白がることは大変重要だと思います。
子どもの中に(もっとママを笑わせたい)と言う気持ちが芽生えると、段々と話がうまくなって行くことに気づくでしょう。
話を聞くことは、子どもの表現力を育てるのに、意味のあることなのです。
子どもの話を聞く余裕がない場合の対処法
忙しくて、子どもの話を聞く所ではない時もあると思います。
しかし、子どもの話には「あとでね。」はききません。親が用事を済ませてさっきの話は何だったの?などと話しかけても、もう子どもが話をしたい熱が冷めてしまっていることが多いのです。
ですから、子どもが話しかけて来たら、「なに?」と興味を示すことが大事です。
家事の手は止めなくてもいいのです。面白い話には笑って返しましょう。
どんなにくだらない話(大人にとって)でも、親が耳を傾け聞いてくれたということが、子の心を安心させ、表現力豊かな子どもに成長する秘訣だと思います。