妊娠判明と同時に妊婦さんが不安になることのひとつが悪阻。
一般的には安定期に入るころには落ち着くとも言われていますが、出産まで続く人もいるのだとか!
今回は『食』に関する初期悪阻の症状のパターンを紹介します。
パターン1:食べられるけど、吐いてしまう
よくドラマなどで見かけるシーン。突然、流しで嘔吐する女性。
「もしかして・・・赤ちゃん?」
これは食事は摂れるけれど、吐いてしまうタイプ。
妊娠中は食事の好みも変わりやすく、普段好きだったものが全く食べたくなくなる、なんてことも。反対に嫌いだったはずのものが食べたくて仕方ない!ということもあります。
好き嫌いはあるものの、食事は摂れるので比較的心配がいらないタイプです。
とはいえ、嘔吐は精神的にも体力的にもつらいので、周囲の方は気遣ってあげてくださいね。
パターン2:食べられずに、吐いてしまう
まとまった量の食事は出来ず、ごく少量しか食べられないタイプの人もいます。
そして食べられないのに吐いてしまうのです。
二児の母である筆者はこのタイプ。一日の食事がスポーツドリンクとロールパン1個なんてこともありました。
食べられないので、どんどん体力がなくなっていきます。
水分が摂れれば大丈夫!と病院で言われましたが、太りやすいといわれる妊娠時に体重が減ることが不安でした。
パターン3:水分も摂れない
悪阻のタイプで一番危険なのはこのタイプです。
水ですら吐いてしまい、何も口に出来ません。
水分すら摂れないということは、生命の危機でもあります。
この場合は病院で点滴を受ける必要があるので、入院することになります。
パターン4:食べていないと気持ち悪い
いわゆる「食べ悪阻」と言われるタイプです。
空腹感が辛く、何かを食べずにはいられません。
妊婦特有の好き嫌いはあるものの、常に食べ続けているために体重がかなり増加します。
妊娠中の急激な体重の増加は、『妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)』になるリスクもあります。
カロリーや塩分の少ないものを選んで、体重増加に繋げない工夫が必要です。
パターン5:何も変わらない
生活に支障をきたすほどの症状は出ていない、または妊娠前と何も変わらないという人もいます。
重い悪阻で苦しんでいる人は羨ましく思うでしょうが、変化のない自分自身に不安を感じるのだそうです。
一説によると悪阻がない人は10%~50%の割合でいるのだとか。