妊娠中のむくみ改善法で気をつけておきたいこと5選

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妊婦さんの約30%はむくみに悩んでいるといいます。むくみとはそもそも、細胞の間に過剰に水が貯まることで起こります。女性はむくむことが多いですが、妊娠中は特に胎盤が圧迫されているので、下半身がよりむくみやすくなります。食べ物や普段の生活に気をつけて、少しでもむくまない様に心がけましょう。



適度な運動

お腹が大きくなってくると動くのが面倒になりますし、疲れやすくなるので疲れてしまい、妊婦さんはどうしても運動不足になりやすいです。
しかし、妊娠経過が良好で体調が悪くなければ、適度に身体を動かした方が安産に繋がると言われています。

マタニティビクスやマタニティヨガもありますが、激しい運動は避けたい・手軽に始めたい妊婦さんにオススメなのはウォーキングです。
歩くことで足の筋肉を使い血液循環を促します。

血液の流れを良くすれば、体内の老廃物を排出しやすくなり、むくみ解消に効果的です。ただ、無理は禁物です。こまめに休むようにしましょう。

リンパマッサージ

リンパ管も血液と同じく体内の老廃物を外へ排出する働きをもっています。
体内に溜まったリンパの詰まりを取り除き循環を良くすれば、むくみ解消に繋がります。

鎖骨は体中のリンパが最終的に集まる場所なので、最初にすっきりさせておく必要があります。
あまり力を入れずに優しい力で行いましょう。

マッサージは鎖骨→顔→腋→腕→そけい部→脚の順番で行いましょう。
腹部のマッサージは 念のためにやめておくのがいいでしょう。

身体を冷やさない

妊婦に冷えは禁物です。
身体が冷えることで血液の流れが悪くなり、むくみやすくなります。
ホルモンバランスの変化により、上半身は熱く感じても下半身が冷えている妊婦さんは意外に多いです。

冷えはむくみだけでなく、つわりがひどくなったり、お腹が張りやすくなる・腰痛や便秘になりやすい・産後の母乳が出にくくなる・難産に繋がるという影響もあります。

冷え防止には、適度に身体を動かす・腹巻などでお腹周りを温める・足首を温める・身体を温める食材を食事に取り入れる・身体を冷やす食材を積極的には取らないようにする・冷たいものを飲んだり食べたりするのを控える。などがあります。

着圧ソックスを使う

脚に適度な圧力をかけることでむくみを解消する着圧ソックス。
使い方に注意すれば妊婦さんも使うことができます。

サイズをしっかり確認し、きつすぎる物を無理に履かない様にしてください。
もったいないからといって、妊娠前のサイズの合わないソックスを使用するのは厳禁です。
無理に履いて脚やお腹を必要以上に締め付けるのは逆効果です。
また、就寝中には着用しないでください。

妊婦は一般女性より夜間の新陳代謝の速度が上がりやすく、むくみは解消しやすいです。
その上で着圧ソックスを使用すると、身体の上から下へ向かう血流が滞り、かえって身体が冷えたり代謝を悪化させるおそれがあります。
夜間むくみが気になる方は脚を少し高く上げて休むようにしましょう。

身体に合った下着を身につける

産まれてくるお子さんの事を考えるとお金を節約しておきたいと、マタニティー用品をあまり買わないようにする妊婦さんが増えてます。
ですが、下着だけは大きくなっていくお腹に合わせたものを着用するようにしてください。

特に妊娠初期は自分の体型変化に気付きにくい方が多く、知らずに身体を締め付けていることもあります。
締め付けのある普段の下着は、妊娠初期のつわりを悪化させてしまう危険性があります。
少しでもきついと感じたらマタニティー用の下着を利用するなどしましょう。

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