今や、花粉症で苦しむ日本国民は4人に1人と言われています。 ここ数年では子どもの花粉症が特に増えております。 暖かくなってきてたくさん外遊びをしたい季節に、子ども達が花粉症になってしまったら、家庭ではどのように対処したらよいのでしょうか。 花粉症の症状を少しでも軽減するためにできること、親として知っておいた方がいいかもしれませんね。 病院で治療するだけではなく、個人でできる対策を探してみました。
花粉を家の中に持ち込まない!
花粉が舞う時期、外出先から帰ってきたら、まず、家に入る前に頭からつま先まで、花粉を払うことをお勧めします。
花粉は目には見えませんが、髪や服に大量に付着しているはずです。
玄関に入る前、外で、ささっと服を払うだけでも、効果は期待できます。
花粉症でない家族の方も、これを習慣づけていただくと、家の中に大量の花粉を持ち込むことが避けられます。
そして、花粉が一番つきやすい上着の素材を変えるだけで、
家に持ち込む花粉の量は激減します。
ウールやフリース等の上着は花粉が付きやすく落ちにくいので、避けた方が良いでしょう。
一番外に着る上着は、ナイロン・ポリエステル等の表面がすべすべして、花粉が付きにくい素材のものを選ぶと良いでしょう。
花粉をマスクと眼鏡でシャットアウト!!
外出の際は、眼鏡やマスクで花粉をシャットアウトするとよいでしょう。
子どもが喜んでマスクをつけることができるように、可愛いマスクを探してみるのもいいかもしれませんね。
そして、花粉で辛いのは、鼻の症状だけではなく、目のかゆみもかなり辛いようです。
風の強い日には大量の花粉が目にも入ります。
ですから、普通の眼鏡でもかまいませんが、周囲が覆われたゴーグルのようなタイプの眼鏡をかけると、より花粉が目に入らず、目の症状を悪化させずに済みます。
最近では、花粉眼鏡のキッズ用も眼鏡屋さんで見かけるようになりました。
お子さんと一緒にお気に入りを是非探してみてください。
腸内環境を改善して花粉症を撃退しよう!
花粉症をはじめ、様々なアレルギーには腸内環境が関係していると言われております。
アレルギー体質の人は、体の中の免疫機能が十分に働いていないと考えられています。
免疫力をあげるのに効果的な方法の一つが、腸内環境を整えることなのです。
ヨーグルトに代表される乳酸菌は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える機能があるといわれております。
ヨーグルトなどの乳酸菌を毎日継続して摂取したら花粉症の症状が軽減したという声もちらほらききます。
ヨーグルトだけではなく、日本に昔から伝わる伝統的な食べ物も、納豆や味噌、漬物なども発酵食品で腸内環境を整えるといわれています。
花粉症を軽減させるだけでなく、根本から治すためには、ヨーグルトや発酵食品を積極的に採って、腸内環境を整えることを考えた方がいいですね。
加湿器、空気清浄機を活用しよう
どれだけ対策しても、花粉が大量に飛散する時期は、どうしても部屋の中に花粉が入りこんでしまいます。
そういった時にあると便利なのが、加湿器や空気清浄機です。
空気清浄機は、花粉などの空気中に浮遊する不純物を除去してくれます。
加湿器は鼻や喉の粘膜を守るほか、花粉を早く床に落下させる効果もあります。
加湿器、空気清浄機はいろいろな家電メーカーから販売されていますが、シャープ、ダイキンが売れ筋のようです。
お店へ出向いて、自分の目で確かめて使いやすい機種を選ぶとよいでしょう。
花粉に負けずに笑顔で過ごそう!
花粉症対策について述べて参りましたが、これらの対策は難しいことではなく、親がきちんと頭にいれておくことで、簡単に実践できるものばかりであります。
ちょっとした対策を続けることが、子どもの花粉症の辛い症状を軽減させることにつながるのです。