妊娠初期から中期にかけて、残念ながら赤ちゃんの心音が消えてしまい、
そのままおなかの中でなくなって、子宮内に留まってしまう「稽留流産」。
私も過去に経験した時、本当に悲しくて、大きなショックを受けました。
赤ちゃんをおなかに宿したママだけではなく、パパも一緒に
このつらい出来事に二人で向き合い、乗り越えていけますように・・・。
悲しい気持ちを無理におさえない
まだつわりが続いていても、もう赤ちゃんは天国へ行ってしまった状況。
悲しくて悲しくて、涙が止まらなくなり、つらいことでしょう。
それでも、ママは仕事や毎日の生活、周りの家族のことを思いやって
なるべく泣かないように我慢しよう!と思うかもしれませんね。
だけど、悲しい気持ちは無理におさえるより、素直に出したほうが心にはいいそうです。
しばらくは、感情にまかせて泣きたいだけ泣いてもいいのです!
手術する?それとも進行流産を待つ?
稽留流産は、時間がたてば進行流産に移行して、流産が始まる場合もありますが
病院での診察において、進行流産となるまでの日数が読めない場合は、
感染症などの心配から、早急に手術によって出すことを医師がすすめることが多いようです。
それでも、ぎりぎりまで自然に出てくるのを待つという選択をする方もいます。
医師と夫婦二人でよく話し合って決めましょう。
パパ・ママで赤ちゃんとの残りの時間を大切に
赤ちゃんがなくなってしまった悲しみの中にいる間に、
刻一刻と、赤ちゃんと、パパ・ママのお別れの時間も近づいています・・・。
なるべくゆっくり時間をとって、まだおなかの中にいる赤ちゃんに、パパとママ二人でおなかをなでながら
来てくれてありがとう、と優しく語りかけ、お話ししましょう。
赤ちゃんが出てきたらどうするか話し合う
このあと、進行流産になっても、手術になったとしても、赤ちゃんは、おなかの中から外へ出てくることになります。
特に、週数が少ない場合は、病院によっては院側で片付けられることもあります。
そのような場合でも、夫婦で話し合い、赤ちゃんに会いたい・埋葬したいとなった時は
事前に医師に話しておくといいですね。
夫婦で思い出を共有していく
赤ちゃんを見送った後、しばらくはまた悲しみの波がやってくるかもしれません。
特に、おなかに赤ちゃんを宿していたママのほうは、辛い気持ちが強いと思います。
ママが悲しく思う気持ちを、パパが励まし、元気づけることも大事ですが、
無理に忘れようとしないで、二人で一緒に赤ちゃんのことを想い、語り合って、
時には一緒に涙を流したりすることも、とても大切です。
赤ちゃんと流産の思い出を、夫婦で共有していくことで、乗り越えていきましょう!