皆さん、《ベールダウンの儀式》ってご存知ですか?
結婚式に参列して、実際に見たことがある方も多いはず。
やってみたいけれど、実際どんな儀式なの?
読めばきっとやってみたくなる、《ベールダウンの儀式》をご紹介します!
憧れのウエディングベール その意味は?
ベールと言っても、素材や長さ、デザインなど種類もさまざまですが、そもそも花嫁はなぜベールを身に付けるのでしょうか?
その起源は古く、ローマ時代にまで遡り、主にキリスト教の宗教上の儀式服の一部でした。
ベールは「けがれがなく清らかなもの」の象徴であり、邪悪なものから花嫁を守るという意味があります。
ベールを下ろす=花嫁の支度の仕上げ
そのベールを下ろすことで花嫁の支度の仕上げをし、花婿の元へ送り出すというのが《ベールダウンの儀式》です。
多くの花嫁は自分の母親にその役目を頼みます。
娘である花嫁にとっては、母親へ感謝を伝えるための大切な時間になります。
「今まで育ててくれてありがとう」と一言添えるだけで、十分気持ちを伝えることができますよ。
ベールを下ろす役目は、祖母や他の家族でももちろん大丈夫。
自分の大切な人、お世話になった人にぜひお願いしてみてくださいね。
ウエディングで取り入れるには?
《ベールダウンの儀式》を行なうタイミングとしては、チャペル挙式の場合、花嫁の入場の時が良いでしょう。
またゲストに見られるのが恥ずかしいという方は、チャペルの控え室やブライズルームでも行なうことができます。
また披露宴でしかドレスを着ない場合は、披露宴の入場のシーンで取り入れることもできます。
ぜひ会場の方に相談してみてくださいね。
《ベールダウンの儀式》を美しく見せるには?
せっかく行なう素敵な儀式。写真にも美しく残したいですよね。
まず花嫁は、軽く前かがみの姿勢になりましょう。
背筋を伸ばして、腰を落とすようにするのが美しく見せるポイントです。
またベールを下ろす人には、大きくベールを返すようにしてもらいましょう。
ベールを下ろしたら、跳ね上がっている部分を綺麗に整えるようにしてもらえると、さらにGood!です。
マリアベールの場合は?
聖母マリアが着けていたことに由来する「マリアベール」も最近人気になっていて、憧れを持っている人も多いはず。
ただし、この「マリアベール」は顔を隠さずにベールを頭の上にかぶせて着用するものなので、《ベールダウンの儀式》を行なうことができません。
しかし、花嫁の支度の仕上げということで、代わりに《ネックレス等のアクセサリーを着けてもらう》のも、とっても素敵ですよ。
大切な人へ感謝の気持ちを伝える《ベールダウンの儀式》
ぜひ結婚式で取り入れてみてくださいね!