妊娠中に限らず、女性に限らず、歯はキレイな方が良いですね。
しかし、妊娠中というのはつわりがあったりホルモンバランスの影響で、
歯周病・口臭・虫歯など、歯のトラブルが起こりやすい時期でもあります。
赤ちゃんが生まれてからも、虫歯菌を移さないためにも妊娠中にきちんとケアしておきましょう。
※パパにも虫歯を完治しておいてもらうことをオススメします!
さて、歯のケア方法をいくつかご紹介します。
歯間ブラシ
歯間ブラシは、無味であることが多いのでつわり中でも
口の中に入れやすいと思います。
歯ブラシでも届かない、歯と歯の間の汚れを取り除くことができますので、
虫歯や歯周病の予防にもつながります。
仕上げに口をゆすいで汚れをはきだしてください。
マウスウォッシュ
マウスウォッシュは歯みがき等に比べて、
短時間で済ませることができますので、つわり中の人にはオススメです。
しかし、一時的な口内洗浄には役立ちますが、根本的なプラーク除去には適しておりませんので、
調子が悪くて、どうしても無理な時の対処法として行うと良いでしょう。
キシリトールガム
コンビニ等でも販売されていて、携帯もしやすいので、
一番手軽な予防方法と言えるでしょう。
しかし、中には人工甘味料の胎児への影響を気にする方も
少なくありません。
実際に、コンビニ等で販売されているもののほとんどに、人工甘味料が入っています。
少量であれば、影響はありませんが、
気になるようでしたら、歯科専用の100%キシリトールガムがありますので、
歯医者さんで購入すると良いでしょう。
歯みがき
理想は、15分くらいかけて、しっかりと磨くことです。
1か所を約20回、小刻みにハブラシを動かしましょう。
歯みがきには、歯の汚れを取り除くだけでなく、
歯茎のマッサージをして血行を良くしてくれる働きもあります。
つわり中は、この歯みがきが一番の大敵だという人もいるかと思いますが、
一日一回でも良いので頑張りましょう。
歯科検診
歯科検診では、虫歯だけでなく歯石や歯茎の状態も見てくれます。
自覚症状がなくても、小さな虫歯が発見されるなんてことも、
よくあるので一度、歯科検診を受けておきましょう。
時期としては、中期に入ったぐらいがベストです。
つわりのひどい時期は、口をあけているのが辛かったり、
また食べ物も偏りがちで虫歯になりやすい時期でもあるからです。
今後、治療が必要になった場合を考えて、
徒歩圏内だと通うのも楽ですね。
記事の監修:九段下スターデンタルクリニック 院長:田中和之