こども劇場って知ってますか?こどもを子役にするためのところ?子どもが何かを発表する場所?
いえいえそうじゃないんです。こども劇場とは「子ども向けのお芝居」を鑑賞することができたり「子どもむけの自主活動」を行っている団体です。地域によってはおやこ劇場というところもあるようです。
子どもに何か体験を!と思っているお母さん。まずは地域の子ども劇場へ行ってみませんか?
初めての舞台鑑賞はこども劇場で
今は自宅のテレビやDVDで、好きなときに好きなものを見ることが出来る時代です。
でも「いつか生のお芝居を見せてあげたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか?
実際に目の前で繰り広げられるお芝居の魅力と迫力を知っている大人なら、小さなうちから本物の舞台を見せたいと思うのも納得です。
しかし、実際に行くとなると未就学児入場不可の場合も多く、なかなか機会に恵まれないもの。また難しすぎる内容では、せっかくの体験も無駄になってしまいがち。
そういうときは子ども劇場の舞台鑑賞がおススメです。子ども向けの作品を事前にスタッフが見て選んでいるので子ども受けもきっと良いはず。
人気の絵本を違うかたちで
有名なロングセラー絵本、どうぞのいす。うさぎさんが作った「どうぞのいす」に次々とやってくる動物たち。その優しさにほっこりするお話です。
この「どうぞのいす」を全国の多くの子ども劇場が鑑賞作品として選んでいます。対象年齢は2歳~と初めてのお芝居には最適。
いきなり本格的な劇場で見るのではなく、小さな明るい室内で少人数での観劇は子どもにとっても安心感があると思います。
このように身近な絵本をお芝居として見られるのも子ども劇場ならでは。
お出かけ・体験・季節のイベントもりだくさん!
舞台鑑賞をメインにしているこども劇場ですが、そのほかにもさまざまな体験イベントが各劇場で自主活動として行われています。
電車に乗ってミニ遠足、さつまいもほり、光るどろだんご作り、ハロウィンイパレードなど、幼稚園や小学校の枠を超えて楽しむことが出来ます。
人見知りしやすい子でも大丈夫!同じ年頃のお友だちと楽しい時間を過ごすことで徐々に慣れていき、イベントが終わるころには一緒に笑って「またね!」なんて言っているかも。
ちょっと工作も楽しみのひとつ
イベントに参加するときに、ちょっとした工作が楽しめることもあります。
事前に用意されたお面に色を塗ったり、紙バックを作成したり、当日のイベントの中で折り紙を折ったり。
ハロウィンの衣装などは、お母さんと一緒に作ることもできますね。
「こんなことをやってみたい」とリクエストを出すと、企画として実施してもらえることもあるようです。
三歳前後~中高生まで年齢層も幅広い!
子ども劇場は小さな子どもだけのものではありません。
小学校高学年、中学校、高校と大きくなっても大丈夫!その年齢に合った楽しみ方が出来ます。
中には幼稚園に入る前から劇場に顔を出していて、大きくなってからはスタッフとして活動している子もいるようです。さまざまな活動を通して、年上の子が年下の子の面倒を見ることが自然と身に付き、勉強では学べない心の成長も期待できます。
楽しみながらリーダーシップのとれる子どもに成長してくれたら嬉しいですよね。