二人目妊娠・出産!嬉しい出来事ですよね!
ところが上の子が「今まで自分で出来ていたことをしなくなった」「赤ちゃんのようにグズグズする」など赤ちゃん返りをして大変!っていうママさんパパさんいませんか?
そんな時の上の子への接し方は・・・?
寂しい思いをしているという事を理解しておく
妹や弟が産まれることは、上の子にとってもワクワク嬉しい出来事です。
しかし、お母さんがつわりで苦しんでいる姿を見て心配になったり、だんだんお腹が大きくなって上の子の抱っこなども難しくなってきたりすると「何かが変わってしまった」という不安感が生まれます。その不安感から、抱っこしてくれるまで泣きついたりグズグズしたりしてしまうのです。
そして出産になるとママは入院しなければいけません。初めてママがお家にいないとなると不安で寂しい気持ちになりますよね。いよいよ妹や弟が産まれ、嬉しい気持ちもいっぱいだけど、ママやパパが赤ちゃんに付ききっりになってしまうと、また寂しい気持ちが膨れ上がってしまいます。
上の子は長い間、不安や寂しい気持ちを抱えているという事を理解しておいてあげましょう。その気持ちを理解しているだけで、上の子への接し方も変わってくるものです。
話を聞いて気持ちを汲んであげる
上の子は、何かが変わっていく不安感や寂しさ、ママやパパを取られてしまうんじゃないか?という思いを抱えストレスがかかっています。
グズグズしたり、反抗的な言動をとるのはママやパパに自分を見てほしいからです。どんなことをしてでもママやパパにかまってもらいたいのです。
そんな上の子の気持ちを「○○ちゃんは、そう感じてるんだね」「○○ちゃんは、これが嫌なんだね」と汲み取ってあげるようにしましょう。
普段から上の子の話に耳を傾け、「ママやパパはちゃんと君のことを見てるよ、気持ちを受け止めてるよ」という姿勢を見せてあげることが大切です。
「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから」と言わない
「もうすぐお姉ちゃんになるのよ!ちゃんとしなさい!」「お兄ちゃんでしょ!ちょっとは我慢しなさい!」
この言葉は上の子にとって、とても辛い言葉です。上の子にとっては、妹や弟が出来た途端「お姉ちゃんなんだから」「お兄ちゃんなんだから」と言って我慢させられたり、気持ちを押さえつけられたりするのです。今まではママやパパの愛情を独り占めしてきたのに、急に突き放された気分になって悲しくなりますよね。
上の子が、お姉ちゃんやお兄ちゃんになることでママやパパはしっかりさせたい、しっかりして欲しいという「期待」があるのかもしません。しかし、上の子だってまだまだ甘えたい時期です。
「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから」という言葉を使って我慢させたり何かをさせたりするのはやめるようにしましょう。
「ありがとう」を伝える
上の子はいろんな我慢をしてきています。ママやパパが思っている以上に、いろんなことを感じているのです。
そんな上の子に対して「ありがとう」と伝えて下さい。「ママの心配してくれてありがとう」「ちゃんとお片付けできたね、頑張ったね!」「お手伝いしてくれてありがとう」など、上の子が頑張っていることに感謝の気持ちを伝えることで、ママやパパは私(僕)のことをちゃんと見てくれてる「安心感」が生まれます。
そして、もっとママやパパの役に立ちたい!妹や弟のためのお世話もしてあげたい!という自発性も育ちます。
ママやパパを独り占めできる時間を作る
今まではママやパパの愛情を独り占めしていたのに、妹や弟ができると独り占めできなくなり、とても寂しい気持ちになってしまいます。
もちろんママやパパはみんなに愛情を注いでいるのですが、それまで独り占めしてた上の子にとってはストレスになってしまうのです。そんな上の子の気持ちを解消するためには、時々、ママやパパを独り占めできる時間を作ってあげるようにしましょう。
出来るのであれば両親などに下の子を預けて、上の子との時間を作る。ママかパパどちらかが下の子の面倒を見て、上の子との時間を作るなどして、少しの時間でも良いので「独り占め」できる時間を作ってあげると、上の子は安心し気持ちも落ち着きます。