買い物をするときに、食品表示をチェックする方も多いですよね!わが子の身体の中に入るものは、気になるもの。どのような点に注意しながら、食品表示をチェックすれば良いのでしょうか?食育アドバイザーが、食品表示のポイントをお教えします。
食品表示って、なぜ大切なの?
食品表示は、食品の質を判断して、選ぶにあたり、必要な情報源です。
表示される内容は、商品によって、異なります。
生鮮食品(野菜・肉・魚など)に比べて、加工食品は、表示すべき項目が多く義務付けられています。これは、加工食品の方が、目で見ても、何が入っているか、また生産過程が分かりにくいから。
それでは、具体的にどのような点をチェックすれば良いのでしょうか?
消費期限と賞味期限
食品表示にあまり馴染みのない方でも、消費期限や賞味期限は、確認する方も多いですよね。
「消費期限」は、製造日を含めて、約5日以内に食べた方がいいもの。つまり、日持ちしないので、消費期限を過ぎたら、食べない方がいいものを言います。
「賞味期限」は、消費期限以外のもの。美味しく食べることが出来る期間で、賞味期限を過ぎても、消費期限のように安全性を欠くものではありません。
賞味期限は、品質を保って、美味しく食べられる最大期間の三分の二程度に短縮して、設定されています。
つまり、製造日から3か月先までは食べても大丈夫だけれども、2か月先の日付を賞味期限として、表示しています。
もちろん、これは、決められた保存方法を守ってのことです。開封した場合は、早めに食べましょう!
保存方法
「保存方法」は、魚などの水産物と、加工食品に表示されています。
家庭でどうやって保存すべきかを教えてくれていますので、しっかり守って下さいね。
例えば「10℃以下で保存すること」は、冷蔵庫で保存しましょう。
原材料は、大切!
添加物を気にするママは、必ず「原材料」をチェックしているのではないでしょうか?
その名のとおり、加工食品に何が入っているかを記載したものが「原材料」です。
原則、使用されている原材料をすべて表示しなければなりません。
入っている重量が多い順で食材が記載されています。添加物は、その後ろに記載されます。
原材料で気を付けなければならないのは、何と言っても「アレルギー表示」!
ママ友とお付き合いしていくうえで、子供がアレルギーの場合もあるかと思います。
子どもの友だちにお菓子などの食べ物をあげる場合は、必ず、アレルギーの有無を確認しましょう!
アレルギーがある場合は、必ず原材料をチェックしてくださいね。
この際に、注意しなければいけない点は、原材料が明らかにわかる場合は、アレルギー表示が免除される場合があること。例えば「焼きうどん」の場合、「うどん」は、小麦から出来ていることは周知なので、「うどん」という表記のみで、「小麦」という表示は免除されます。
原産地を確認しよう!
加工食品の「原産地表示」は、注意が必要です!
国内で作った加工食品については、一部の食品を除いて、原則として原材料の産地表示は記載しなくても良いとされています。
「中国産食品は危ない、国産!」という方も多いと思いますが、原材料もすべて国産ではないとのこと、覚えておいてくださいね!