妊娠初期に、多くの妊婦さんを悩ませるつわり。
人によって様々ですが一般的には5週から16週までに症状のピークをむかえます。
つわりの原因は、実はまだはっきりとはわかっていません。
一説では、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの増加によるものと言われています。
胎盤の元となる絨毛から分泌されるこのホルモンは、つわりが生じる妊娠3ヵ月をピークに急上昇して、4ヵ月後半には分泌量も減ってきます。
つわりには様々な症状があります。
今回は、妊婦さんを悩ませるつわりの種類や解消法をご紹介します。
吐きつわり
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まるで二日酔いをしているように気持ち悪い症状が1日中何日も続きます。
何か食べてもすぐ吐いてしまうのが「吐きづわり」です。
食べれないのでお腹の中は空っぽ、だけど吐きたい、という症状に悩まされることもあります。
そんなときは、無理をして食べず、自分が食べたいものを少しずつ食べましょう。
妊婦さんは栄養管理が大事といいますが、それはつわりが落ち着いてからの中期以降で十分といわれています。
食べつわり
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空腹になると吐き気がするから、常に何か口の中にいれて食べていたいという「食べづわり」。
吐き気が襲ってきて食欲もないはずなのに、食べたいという妊娠特有の不思議な症状でもあります。
吐き気もなく、とにかく食べたいという人もいます。
そんなときは、1食分を少なくして回数を増やしましょう。
トータルで見て、3食分と同じ量、栄養が取れていれば大きな問題はないでしょう。
匂いつわり
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妊娠するといろいろな感覚が敏感になりますが、嗅覚もその一つ。
ドラマやマンガなどで、匂いに反応して妊婦さんが「ウッ!」とトイレに駆け込むシーンは有名ですね。
電車のにおいや炊きたてのご飯の匂い、肉や魚、脂っこいものの匂いなど受け付けない臭いは人それぞれです。
普段の生活では気づきもしなかった匂いがダメになる妊婦さんもいます。
つわりの間だけ、旦那さんの匂いを嗅ぐと吐き気がして険悪になってしまったなん話もあります。
リラックスできるアロマを炊いたり、ハンカチに1滴たらして持ち歩いたりして対応しましょう。
寝つわり
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妊娠すると眠たくて仕方ない症状があります。
「寝づわり」です。
たっぷり寝たのにまだ眠い、という妊婦さんも多くいます。
これもホルモンの影響で、黄体ホルモンが増えることで眠くなるといわれています。
少し目をつぶるだけでもだいぶ違います。
寝ていても問題のない妊婦さんは、家事はそこそこにして、つわりの期間だけゆっくり寝てしまいましょう。
なにもなし
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「つわりって何?」という妊婦さんも多くいます。
妊娠しても普通に働く方に多いそうです。
気分が紛れるとか吐いてる時間もないとか、そんな環境にいればつわりとも無関係なのかもしれません。
しかし、つわりは赤ちゃんからのメッセージでもあります。
「お母さんになるんだから今はゆっくりしていて」とか「そんなに頑張ったらお腹の中の居心地が悪いよ」と訴えているのかもしれませんね。