夫の困った依存症…これって病気?どう向き合えばいい?

2,961 views

依存症とは、それなしではいられなくなり、生活に支障をきたすことを指します。
例えばアルコール依存症や、ギャンブル依存症などですね。
依存症の患者は、自分の意志では依存をやめることができません。
また、依存症の家族がいる家庭で育った子供は生きづらさを抱えやすいとも言われます。
依存は本人と家族の身体も心も蝕むもの。家族はどうやって向き合えばいいのでしょうか。



夫は依存症なの?

夫が仕事に行かないで酒ばかり飲んでいる…というわけでもないけど、休日は一日中飲んでいる。酔った勢いで家族に怒鳴ることも…でもこの程度じゃ依存症ではないよね?と思っている人もいるかもしれません。
本人の意思で辞められなければ、依存していると言えます。
また、酔った勢いで怒鳴りつけたり、暴れたり暴力をふるったりするならば問題は深刻です。
暇さえあれば朝から晩までパチンコに行って、知らない間に借金をしていた…というのも依存症でしょう。
今の生活を崩してまでもそれにすがりつきたいというのは病気です。

依存の手助けをしないこと

本人の依存症がきっかけで起こったトラブルを家族が尻拭いすることはやめましょう。
例えば、パチンコをするためや二日酔いのために会社を休んだりする場合、夫に代わって会社に連絡することは辞めることです。依存を助長させてしまいます。
本人に行動の責任を取らせましょう。

知識をつける

依存症に対する知識がなければ対処も難しいですよね。
依存症に関する本はたくさん出ていますので、読んでみることをおすすめします。
齋藤孝さんというお医者さんは、嗜癖(依存症のことです)に関する第一人者ですので、この方の本は特におすすめです。
また、依存症の患者の家族を対象にしたセミナーなどもあります。
同じ悩みを持った人と辛さを分かち合ったり、知識をもらったりするのもいいでしょう。

依存症になった原因を探る

依存症になった原因が必ずあるはずです。
例えば親の虐待を受けていたり、親も依存症であったり、ストレスの解消法が分からないなどが考えられます。
夫の過去に辛いことがなかったか一度考えてみましょう。
もし過去になにかトラウマがあるならば、夫と一緒にカウンセリングを受けてみるのも手です。
本人を行かせるのが難しい場合、あなたがまず相談してみるのもいいかもしれません。
依存症専門のクリニックもあるので、近くにないか探してみてください。

結局は本人の意思がなくては辞められない

入院させれば依存症は治るものではありません。
アルコール依存症の場合、抗酒剤が処方される場合がありますが対症療法でしかないのです。
本人がもう二度と一滴も飲まないと固く誓わなければ、いつでも依存症患者に戻る可能性があるのです。
まずは本人に病気だということを自覚させましょう。そこからが始まりです。

こんな記事も読まれています



シェア