おしゃぶり依存症の赤ちゃんにしない3つの方法

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ママの強い見方「おしゃぶり」ですが、赤ちゃんにおしゃぶりをさせるかどうか、迷う新米ママさんも多いようです。

ママはいいと思ってさせているのに、おばあちゃんに注意されてしまったということもあったりします。 そもそもおしゃぶりっていいの?悪いの?

今回は、そんな「おしゃぶり」について、メリットやデメリット、依存症にならない3つのポイントをご紹介します。

おしゃぶりの役割をきちんと理解し、正しく用いることで、依存症などのデメリットはほとんど解消できます。

これからおしゃぶりを与えるママの参考にしてください。



おしゃぶりの必要性

生後1ヶ月になる前からもう指しゃぶりを始める赤ちゃんもいますが、2~3ヶ月頃から指しゃぶりを始める赤ちゃんが多いようです。赤ちゃんにとってこれはとても自然なこと。
動物の赤ちゃんは生きていくために必要な事で、口に触れたものを吸うという「吸てつ反射」を身につけています。

人間の赤ちゃんも同様、おっぱいやミルクを飲むために、口に触れたものを吸うという、本能的な反射をする、その行為が指しゃぶりにつながります。
お腹が空いたときや不安なときなど、指しゃぶりをすることで赤ちゃんは安心するようです。

http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_04.html

おしゃぶりのメリット

おしゃぶりは赤ちゃんの口元に刺激を与え、吸うという行為を通してリラックスをうながすホルモンを分泌させます。
赤ちゃん自身のストレスを軽減してくれるので、ぐずったり泣いたりが止まらない時期や精神的に不安定な時に活用できます。

頻繁に環境を変えたり、人ごみの中を歩いたり、ぐらぐらと動くバスや乗り物の中に長時間置かれる場合は、赤ちゃんの精神状態にとって良くありません。ストレスの軽減措置として、おしゃぶりは非常に有効です。

赤ちゃんは言葉を口に出すことができないので、本能的な行為を通して精神を発達させていきます。特に早いうちからおしゃぶりをさせてあげると、精神の発達に重要な影響を与えるという意見があります。

赤ちゃんがおしゃぶりに馴染み、自分にとって必要なアイテムだと認識したときは、毎日の入眠もスムーズになり、お父さんやお母さんの子育てにおけるストレスが減る効果も期待されます。

http://moomii.jp/baby/baby-pacifier.html

おしゃぶりのデメリット

おしゃぶりは両親の育児ストレスを軽減させてくれますし、赤ちゃん自身にも良い効果をもたらしてくれる最高のアイテムと言えそうですが、やはりデメリットもいくつかあるようです。

歯並びや噛み合わせが悪くなる等は、よく耳にするデメリットです。

他にも、赤ちゃんの月齢が進むにつれて行う、おもちゃを口に持っていく行為ができなくなると言われています。赤ちゃんが行う何でも口にものを運ぶ行動は、手と口の発育を促し、また物への認識力を高め、脳の発育と大きな関係があります。

おしゃぶりを与えることで、この発育が遅くなってしまうケースがあります。また、おしゃぶりを与えることでお母さんの手がかからなくなるため、赤ちゃんとのコミュニケーションを怠ってしまうケースもあるようです。

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おしゃぶり依存症にしない3つのポイント

○おしゃぶりをするのは一日3時間程度にする。
長時間おしゃぶりをくわえることは、歯並びや噛み合わせと言った口腔内に影響を与えてしまいます。
使用時間として目安とされているのは、一日3時間程度です。
口腔内の骨は、弱い力を長時間かけ続けることで変形してしまうと言われていますので、おしゃぶりをくわえたまま眠ってしまった場合は必ず口から外してあげましょう。

○生後6ヵ月以降はおしゃぶりの回数を減らす。
生後6ヶ月までは、いつでもおしゃぶりを与えてOKです。
この期間中は赤ちゃんの精神状態を優先し、さらに母乳やミルクはたっぷりと摂って体を作ります。
ミルクを与えた直後にぐずっている場合はおしゃぶりをくわえさせてあげましょう。
しかし、6ヶ月を過ぎると赤ちゃんはハイハイを始める頃になります。
その頃おしゃぶりをくわえさせていると、さらなる依存症を招くおそれがあります。
ぬいぐるみやおもちゃなど、好奇心を発揮できるアイテムを新たに与え、おしゃぶりだけに固執しないよう工夫してみましょう。

○寝ている時のおしゃぶりはNG
赤ちゃんが寝る時、リラックスに必要かもと思いおしゃぶりを与えてしまうのはNGです。
寝付く時におしゃぶりを吸わせると、起きた後もおしゃぶりを要求するようになり、知らないうちに依存を高めてしまいます。
また、毎日の入眠時に同じおしゃぶりが無ければ眠れなかったり、寝付きが非常に悪くなる原因にもなってしまうので、できる限り赤ちゃんが自分で自然と眠れるように、寝る直前のおしゃぶり使用は控えさせてあげましょう。

http://cocomammy.com/nursing/%E4%BE%9D%E5%AD%98%E7%97%87%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8C%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%B6%E3%82%8A%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%84%E4%B8%8E%E3%81%88%E6%96%B9/

おしゃぶりを上手く使ってハッピーな育児を

おしゃぶりをさせたからといって、育児を怠けていることにはなりません。
新米ママは初めての育児でストレスも溜まります。
また、おしゃぶりを急に取り上げてしまうのは赤ちゃんにとってもストレスが溜まる原因になります。
おしゃぶりのメリット、デメリットをきちんと考えて、良い使い方をすれば赤ちゃんもママもハッピーな生活になることでしょう。

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