落着きなく動き回り、大人の言うことをまったく聞かないタイプの小さな子供と出会うことがあります。「親のしつけがなっていない」という意見がネット上でよく見かけられます。しかし、あまりにも子供を厳しくしつけすぎると、かえって弊害もあり、そちらの方がよっぽど心配です。
褒めて伸ばそう! お母さん、多動のお子さんをあまり強く叱り付けないでください。
落着きなく動き回り、大人の言うことをまったく聞かないタイプの小さな子供と出会うことがあります。「親のしつけがなっていない」という意見がネット上でよく見かけられます。しかし、あまりにも子供を厳しくしつけすぎると、かえって弊害もあり、そちらの方がよっぽど心配です。
どうして強くしかりすぎるといけないのかについて
小さいころ、多動と言われていて、今では大人になっている人たちの意見の中に、子供時代に大人に強く叱り付けられたために、不良になってしまったという声がありました。
自分がどんなことをやっても、真っ向から否定され続ける経験をしたら、あなたも嫌だと思うことでしょう。注意したひとに対して腹を立てたり、あるいは、世の中全体に対して怒りを感じてしまうかもしれません。
子供は、何故いけないのか、それを理解する力がまだまだ不十分です。誰かを傷つけたり、自分を傷つけたりなど、本当に悪いことをしたとき以外は、あまり強く叱らない方がいいかもしれません。
子供を否定しないでください
どうしてあなたはこうなの! と怒鳴りたくなることは、どんな母親にだってあると思います。しかし、もし自分が子供の立場に居たらどう感じるでしょう。○○しちゃダメ! あなたはいけない子ね! と否定するのではなく、○○しようね。○○できるあなたはとてもいい子ね! と、子供を肯定する方向に話を持っていくように心がけることで、子供は大人の喜ぶ行動をとってくれるようになるはずです。
ほかの子供に危害を加えそうなときは、抱っこして別の場所に連れて行ってください
1歳から2歳くらいの子供は、まだまだ自己中心的なものです。ほかの子供が使っているおもちゃが急にほしくなったりするものです。お友達のおもちゃを欲しがっているときは「貸して! って言ってみよう!」また、子供が遊んでいるおもちゃをほかの子が欲しがった場合は「どうぞ! って貸してあげよう!」と、やり取りのルールを教えるように心がけてください。もし、そこで相手のお子さんと喧嘩がはじまるようなら、お子さんを抱っこして別の場所に連れて行きましょう。もっと興味をそそられる遊びを見つけたら、子供はすぐに忘れてしまうことでしょう。
良いことをしたときはとことんほめてあげてください
2歳過ぎごろになると、だんだんとお友達とのコミュニケーションも取れるようになってきます。お友達におもちゃを貸すことができたり、たとえひとつでもおもちゃを片付けることが出来たときは、大袈裟にほめてあげましょう。お母さんにもっともっと褒めてもらいたいと子供は考えるはずです。