友人、恋人、ビジネスシーンにおいて出会うどんな人とも最初は“初対面”です。
どんな相手との出会いもこれからの自分の人生に関係があるわけですから、好印象であった方がいいと大半の人は考えるのではないでしょうか。
そこで、今回は第一印象を少しでも良くするためのポイントを一緒に見て見ましょう!
第一印象を良くする!
初めて会った時の印象がその後、その人全体の印象を決めてしまう(初頭効果)といわれるほど、第一印象は大事なもの。
最初のイメージが好印象だとまだあまり話していないはずなのに、「きっと性格もいいに違いない」「能力が高そう」など、こちらの動向もお構いなしに相手の中で株が高騰!!!という事もあれば、あまり良い印象でないと「この人感じ悪い」「あまり関わらない方がいいな」なんて忌み嫌われるきっかけとなる事も、悲しいですがあるのです。
どちらがいいですか?なんて聞かずともほとんどの人は「良く見られたい!」と思いますよね。
そこで、第一印象をなるべく良くする方法を考えて行きましょう。
あなたは初対面の人の何処を見ますか?
ほとんどの人は「外見(服装など)」「態度(しぐさ)」「話し方(声)」「話題や中身」の4つだと思います。これは心理学でも言われているそうで、視覚(見た目)5割、聴覚(声)4割、言葉(話の内容)1割で印象を決めているのだとか。
順番に考えて行きましょう!
外見(服装)
外見を気にする事。これは誰しもが自然とやっているのではないでしょうか。
朝起きて寝癖がついていた。じゃあ直そう。顔を洗おう。今日は寒いから厚着しよう。雨天だからレインブーツをはいていこうか…などなど、「私はあまり髪型や洋服に興味ないから」という人でも気にしている点だと思います。
TPOをわきまえた恰好をする。これも集団生活を送っていて、少しでも人の目を気にする気持ちがあるのであれば、無意識のうちにでやっているかと思います。
そうです。「身だしなみ」というものはみんな自然に、当たり前に出来ているものなのです。
肝心なのはその方向性。
今回は”第一印象を良くする”という事なので、なるべくどんな相手にでも好印象を与えられるように「清潔感」を大事にした身なりを心がけましょう。
髪型は奇抜すぎないか、洋服とあっているか、ワックスや整髪料をつけすぎていないか。
化粧は野暮ったくなったり、濃くなり過ぎていないか。崩れた時にすぐ治せるように道具を持っているか。
靴や洋服は清潔か、ボタンがとれかかったり取れたりしていないか、シミやシワになったりしていないか。
出来れば出掛ける前の日には確認して、当日慌てる事のないようにしておきたいですね。
態度やしぐさ
あなたがこれまでに出会った人の中で、この人は第一印象が良かったなと感じる人の特徴は何でしょうか?
きっとその人は「笑顔」が多い、もしくは「明るい」印象の人ではないでしょうか。
笑顔といっても色々な笑い方がありますが、極端な愛想笑い、ひきつったような笑い、静かな空気の中で大声で笑うなどを除き、よっぽどの事でもない限り相手へ悪い印象を与える事はないと思います。「笑う門には福来る」の精神でとにかく笑いましょう。
逆にやってはいけない事を挙げると
・自意識過剰にならない
まだ互いの事をよく知らない段階で、「私はこれを知っていますよ」「こんな事が出来るんです」と自分の話ばかりをするのは勿論、それを自慢してしまっては相手は良い気はしないでしょう。それどころか、あなたが自慢したジャンルで相手が秀でていた場合には後々まで後を引いてしまいます。絶対に辞めましょう。
・ネガティブな言動を控える
初対面で卑屈な態度をとられた場合、あなたならどう思うでしょうか。きっと大半の人は困ると思います。
ある程度の付き合いがある相手であれば、笑い話にしたり自虐ネタにしたり…とフォーローの仕方も沢山ありますが、初対面だと笑えばいいのか、慰めればいいのか、戸惑います。これも辞めましょう。
・急がない、焦らない
もしもあなたに時間に余裕がなかったとしても、「忙しい」「時間がない」とあからさまに口にしたり、態度に示さないようにしましょう。具体例を挙げるとしきりに時計を確認する、会話を早く切り上げる事ばかり考え相手の話をきちんと聞かないなどです。これをされた時、良い気がする人はあまりいません。いたとしてもごくごく少数でしょう。
この他に、愛煙家の方は喫煙できる環境下だったとしても、黙って煙草に火をつけるのは避けましょう。吸わないけれど匂いを気にしません、という人ばかりではありませんし、最近では分煙の場所も多くなりました。
どうしても吸いたい時には相手へ一言「煙草を吸ってもいいですか」と断りを入れるのが最低限のマナーではないでしょうか。
会話術
初対面という事は、お互いの事を全く知らないか、少しばかりの前情報があるのみ。
まずは自己紹介をしましょう。相手に自分の名前を知って貰う事もそうですが、必ず相手の名前は正しく覚えたいものです。
例えば、周りが騒がしく相手の声が聞き取りづらく名前の部分が聞こえなかった場合。「何となく聞こえたし、聞き返すのは失礼だろうからいいや」と放っておく人も少なからずいると思います。絶対に辞めましょう。
名前というのはその人だけのものです。
その場で相手に聞き返した事でむっとした態度をとられたとしても、後々名前を間違えて関係を悪化させるリスクを考えると軽いものです。きちんと覚え、なるべく早く覚える意味でも会話の中で数回、相手の名前を呼んでみると距離が縮まるのも速くなります。
会話を「キャッチボール」に比喩しますが、本当にそうだと思います。
どちらか片方だけがずっとしゃべり続けていては「会話」として成立しているとは言えませんからね。必ず受け取って、必ず返さなくてはなりません。
ここで一番大切なのは、「話す」よりも「聞く」事です。聞いているだけではいけません。「頷く」「反応を示す」事を大事にしましょう。
自分は確かに相手の話を聞いて、その内容を覚えていたとします。けれど、相手から見るとただ黙ってこちらを見ているなんて気持ちのいいものではありません。
自分はテレビのリポーターだと思い込むとイメージしやすいかもしれません。
話の中身
先述の通り、ネガティブだったり自意識過剰な内容は絶対にいけません。
相手に好印象を与える事は限りなく不可能に近いでしょう。
よくある内容ではありますが、今日のお天気だとか、相手の服装を誉める、時事ネタなどでも相手が興味関心がある素振りを見せるのであればいいと思います。そこからあなたがインタビューして話を広げればいいのです。
ここで注意すべき事は、相手の意見に賛成も反対もしない事です。
「それは違うんじゃない?」とストレートに指摘するなんて以ての外なのですが、「だけど」や「でも」が最初に来る会話は大問題です。何故なら、その後に続く会話がポジティブであると想像する方が難しい接続後だからです。
誰かと討論する事、それ自体はとても素晴らしい事ですし、それが出来る相手がいる事も素敵ですね。けれど、その相手は初対面の相手ではないはずです。
自分の意見は少しずつ、ゆっくりと、相手との距離を縮めていく中で、どの程度までなら出してもいいのだろうかとはかりながら出して行くのが得策だと思います。