妊娠中に寝るのが辛い時は病気の可能性も?楽な姿勢や注意すべきこと

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妊娠中は、寝る時にも注意が必要です。普段なら好きな寝方で仰向け、横向きといった自由な姿勢でいいのですが、中期以降の妊婦さんは赤ちゃんも大きくなり、お腹が大きくなると眠りにくくなります。

人によっては妊娠中もお腹がそこまで大きくなく、寝るのに苦労しない人もいれば、寝るのが辛いと感じる人、寝ている途中に足がつり、こむら返りでたびたび起きてしまう人もいます。予防策として何ができるのでしょうか。

妊娠中に寝るのが辛い妊婦さんは、「シムスの姿勢」を取ることや抱き枕、授乳枕を使うことで眠りやすくなります。また、こむら返りの場合の理由は食生活と血流改善。食べ物に気をつけて、寝る前にストレッチなど軽い運動をすることで改善できることがわかりました。

赤ちゃんのせい?なぜ妊娠中は寝るのが辛くなるの……?

妊娠中でも、眠るのが辛い人、すやすやと熟睡できる人、それぞれです。

寝ている間、人間は、ノンレム睡眠とレム睡眠を交互に繰り返していて妊娠中も安定している人もいます。
妊娠中でも眠りが深くストレスなく眠れていたら問題なし。
熟睡して起きて気づいたら、仰向けやうつ伏せになっていた場合ならそこまで問題はありません。

気にしたいのは、眠りが浅くなったり、苦しくなって睡眠途中で起きてしまうこと。
妊娠中期、安定期を過ぎたあたりからお腹が大きくなります。赤ちゃんがお腹にいることで、大きいお腹が睡眠の邪魔をしてしまうことがあります。人によっては眠れなくてストレスになってしまうことがあります。

妊婦さんが寝るときの姿勢は「シムスの姿勢」を!

妊婦さんが産婦人科でおすすめされるのが、寝るときの姿勢を「シムスの体勢(シムス位)」と言います。シムズの体勢とも言われます。

シムスの体位は

1.左側を下にして寝る
2.左足を伸ばす
3.右足はひざをまげて左足よりも前に出す
4.右手はひじを曲げて楽な位置に
5.左手もひじを曲げて楽な位置に

にします。つまり、左側を下にしてお腹を圧迫しないように横向きで側臥位になり眠ることです。

ただ、デメリットがあり、左側の腕や足がしびれてしまいます。そのため苦しいと感じるなら

・抱き枕
・授乳枕

を使うと楽です。

どうしても左側に負担がかかってしまうので、抱き枕を抱えるようにすると左腕、左足に負担がかかりにくいです。授乳枕でも長い「U字」のものや、2WAYで長くなるものがあります。プレママの妊娠時から使うことができます。

病気かも……「仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)」って何?

お腹が大きくなってくると、子宮の重さで脊柱右側の下大動脈に負担をかけてしまう「仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)」を起こすことがあります。

・中期以降の妊婦
・静脈の血流が悪い
・低血圧になる

ことで、眠れない、眠りが浅い症状もあります。

症状は、

・めまいなどの意識障害
・脈が正常値ではなくなる頻脈(ひんみゃく)
・気分が悪くなる
・顔色が悪くなる
・寒気・冷や汗が出る
・吐き気

です。眠れないようなら医師にかかってみてください。

シムスの姿勢が苦しい・仰向けがしたい時にはこうしてみて!

いつも仰向けで寝ている女性は、妊婦だからといって横向きの側臥位姿勢で眠ることがストレスになることがあります。そんな時は、クッションや抱き枕を使って身体を浮かせて眠るようにしましょう。

1.大きめの抱き枕や長いクッションを身体の下に入れる
2.身体が浮くので斜めを向きながら眠ることができる

この時、寝ている間に寝がえりでクッションが外れてしまうことがあるので、布団などでガードしておけるといいでしょう。

寝ている間に足がつることもある……こうして改善を!

寝ている時の妊婦さんのトラブルで多いのが足がつり、こむら返りを起こすことです。

こむら返りが起こる理由は、お腹が大きくなっていくごとに下半身の血の巡りが悪くなるからです。もともと冷え性、体温が低い人に多く、寝ている時に足がつって目が覚めてしまうため不眠になります。

解決方法としては、お昼の時間帯に適度な運動をして全身の血液を循環させること。そして寝るときは足の部分を枕などで上げて血流をよくして眠ることです。下半身の血の巡りをよくするためにマッサージをしてから眠ることも考えてみましょう。

また、足がつる原因で食生活も考えられます。
マグネシウムなどミネラル不足が主な原因と言われているため、食事の栄養バランスを見直します。ミネラルバランスは現代人の塩分のとり過ぎも原因です。外食を控えて塩分の過剰摂取をしないようにします。野菜の多い食事、日本の伝統的な和食中心にすることで食事のバランスを取るのがいいと言われています。

妊婦さんによっても、寝るのに苦労しない人もいれば、寝るのが辛い場合もあります。寝るときの姿勢、体勢に注意し、赤ちゃんのためにもあおむけは避けること、シムス位で寝ることで快眠を促すことができます。

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