楽しく食事するための工夫と食事中言ってはいけない言葉

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食事を取り込む人間の体は、そのためのリズムがあります。

食事の時間を不規則にしてしまうと、代謝のリズムや活動のリズム、更にインスリンや血糖値の分泌リズムを乱してしまって、不健康になってしまいます。

これは、大人も子供も同じことが言えると思います。

楽しく食べることが体にいい理由

まず、楽しく食べると、消化液の分泌が良くなると言われています。
楽しい気分の時は、食欲も出やすいため、薄い味付けでも美味しさを感じるという事が分かっています。
また、あまり好きではないおかずでも、つい周りの楽しい雰囲気につられて食べてしまって、いつの間にか食べられるようになってしまうこともあるそうです。
なので、たとえ少しくらいお箸の持ち方が変だなと思っても、怒りたい何かがあっても食事中はあまりガミガミ怒ることは避けましょう。
口うるさく言われながらの食事は、子どもの味覚まで狂わせてしまって、食欲を失なわせてしまう可能性があります。

人間の歴史

楽しく食べるためには、出来る限り家族といっしょに食べるという事が大切だと思います。
長い歴史の中で人間は、仲間とともに田畑を耕し、共に収穫して、共に調理をして、いっしょに食べ、共に片づけると言う習慣を築いてきました。
そうした仲間と共にした労働の進歩は、命をつなぐため、発展を遂げるために、みんなで力を合わせて創り上げてきた人間の歴史です。
それを受け継いでいくことは、とても意味があることだと思います。

もしも子どもが食欲がなかった場合

大人でも、食欲が湧かない時があるように子どもにも、様々な理由から食欲がないことがあります。
それは、ストレスだったり、胃腸の調子が悪かったりする場合もあるし、ただ単純にその前に何かを食べてしまったなどという理由も考えられます。
食事前の間食は、なるべくやめさせましょう。
お腹が空いているときの方が、数倍ご飯が美味しく感じられます。

食事中にママがイライラしてしまうこと

例えば、せっかく作ったご飯を、子どもが思うように食べてくれない時があります。
つい口に出してしまう食事中のNGワードをあげてみます。
①早く食べなさい。
②また、残すの?せっかく作ったのに。
③いつまで食べているの!
このような一方的な言葉は、子どもの食欲を失わせてしまうので注意しましょう。
ストレスには免疫機能を低下させるコルチゾールホルモンの分泌を促す働きがあります。
コルチゾールは、身長が伸びるのも阻害してしまうようなので、気をつけて下さいね。

楽しく食事するための工夫

現在は、子ども一人だけで朝食を食べているとか、子どもだけ(兄弟姉妹)で食事するという家庭も増えているようです。
その間、ママは何をしているかというと、子供のお弁当を作っていたとか、洗濯物を干していたなどと言う回答が多いようです。
ママはママなりに忙しくて時間をやりくりしていると思いますが、本当はほんの少し努力をすれば、子どもと一緒に楽しく食事をすることも可能なのではないでしょうか?
食べることが楽しいと感じるようなサポートを親がしていくことで、子どもの心と体は健やかに育っていくと思います。

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