怖いだけじゃダメ!子供の有効的な叱り方

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子供の言動についつい感情的になって、頭ごなしに怒ってしまうことありませんか?

なかなか子供にわかってもらえず、毎日同じことの繰り返し・・・

悪循環が続くと、ママも子供もストレスを溜め込む原因になってしまいます。

ポイントを押さえて、有効的な叱り方を身につけましょう。



同じ目線になって話す

子供を叱るとき、ついつい子供から離れた場所で叱ったり、上から見下ろすような形で叱ったりしてしまうことがあります。
例えば、ママがキッチンにいてダイニングで遊んでいる子供に対して叱っても、子供には距離があるので、たいして叱られたという感覚がありません。
子供はその場限りの、返事をして終わってしまいます。
また子供を見下ろしながら叱るのは、子供にとって恐怖でしかありません。
自分よりはるかに大きい存在からの威圧として受け止めるので、反省ではなく萎縮しているだけなのです。
どちらの状況も、子供はなぜ叱られたかを理解していない状態です。
子供を叱るときは、子供と目線を合わせ向かい合う形で叱るようにしましょう。

どうしてダメなのか説明する

子供が叱られても同じことを何度も繰り返すのには、どうして叱られているか理解していないことが原因です。
ダメな理由の結果だけを伝えるのではなく、どうしてダメなのかを順序だてて説明してあげるべきです。
例えば「これは触っちゃダメ!」ではなく、これを触ると何がどうしてどうなるから触ってはいけないのかを、子供にわかりやすい言葉を使って説明しましょう。
こうすることで、子供の頭の中でダメな理由と行動とがリンクし、本当の意味で理解するようになるのです。

叱る前に一呼吸

ついつい感情的になり、怒鳴ってしまうことがあります。
子供はママが怒鳴りだすと思考がフリーズしてしまい、ママの怒りが収まるのをただひたすら待っている状態です。
またママが感情的になると、話をしている内容が伝えたいことの本質からそれてしまうことも多々あり、なかなか子供には理解しがたいのです。
そうなってしまうと、子供を叱る意味がなくなってしまいます。
感情的に叱ってしまいそうなときは、深呼吸をして心を整えてから話し始めるようにしましょう。
叱るということは労力を使うことなので、なるべく無駄な力は使わないように有効的に叱りましょう。

叩くのは絶対ダメ

頭・腕・オシリなど場所は問わず叩くことは絶対にダメです。
叱られている内容を理解する前に、親から叩かれるという恐怖心が先に立ち、萎縮してしまいます。
この萎縮は子供の心の発育に大変悪影響を及ぼします。また叩かれて育った子は、他人に対しても手を上げてしまう傾向にあります。
叩いたことで、その時は言うことを聞くかもしれませんが、それは叱られた内容を理解しているのではなく、叩かれたくないという怯えから来るものです。
どんなに悪いことでも、体罰では何も生まれません。
心当たりがあれば直ちにやめましょう。

後を引かない

子供を叱った後、そのことをずっとグチグチ言うべきではありません。
ママがずっと引きずっていると、子供は真剣みがなくなり「また言っている」と思うようになります。
またママが怒ったままでは、子供の気持ちも落ち着きません。
真剣に話し、叱った後はしっかり終わりにしましょう。
子供を抱きしめたりスキンシップしたりするのもおススメです。
叱るときも緊張と緩和を意識してみましょう。

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