赤ちゃんの骨折の概要と応急手当

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まだ寝んねしてるうちはいいのですが、立ち上がり歩き出すといよいよ心配になってくるのが赤ちゃんの怪我。我が子はまだ大きな怪我をしたことはないのですが、冷や冷やされられたことは数えきれないほどあります。

あまり骨折した赤ちゃんって見たことは無いですが、意外と注意が必要なようです。

赤ちゃんの骨って

赤ちゃんや子どもの骨は大人と違って柔らかいです。だから、骨折したとしても「折れた」というより「折れ曲がった」みたいに。骨は成長と共に固くなっていきますが、それが止まるのは17~18歳頃。
子どもは怪我の治りが早いと言いますが、骨折も同じ。ですが、骨折により骨の両端の部分の成長軟骨板が傷ついてしまうと、骨の成長が止まってしまったり、変形してしまったりすることも。子どもの骨折は見つけにくいこともありますので、注意が必要です。

肘内障(ちゅうないしょう)って?

骨折以外にも、「肩が抜けた」と表現される肘内障と言われる亜脱臼があります。パパとママの間で手をつないで歩いているときや、転んだ時などに起こるものです。
よく起こるのは、骨の発達が未熟な2歳以下の赤ちゃん。そして関節がどちらかというとゆるい女の子の方が多い傾向が。
この肘内障が起こると、腕が垂れ下がって、肩と肘を動かそうとしなくなります。多くは泣いて痛がるのですが、そうでないときも。そんな時には好きなお菓子などを与えてみて、腕を上げようとしなければ、可能性が高いということになります。
可能性があるときには、腕をなるべく動かさないようにし、肘に湿布を貼ってあげて下さい。そしてできるだけ早く整形外科に連れていきましょう。

赤ちゃんに多い骨折は?

赤ちゃんや子どもの骨折で多いのが、「上腕骨顆上骨折」です。肘の少し上の所が折れるもので、転んだり高いところから落ちたりしたときに、肘を伸ばしたまま手をつくと起こります。
他には、指の骨折も多いです。玄関や部屋のドア、車のドアなどに挟んでしまうと、簡単に骨折してしまいます。ドアノブ側だけでなく、蝶つがい側の隙間にも注意しましょう。最近は色々ドアに挟まれないようにするためのグッズもありますので活用するのもいいですが、ドアの開け閉めの際には赤ちゃんがそばにいないことを確認するようにしましょう。また、赤ちゃん自身が引き出しに挟むことも多いので、開けられないようにしておくなどの事前の注意が必要です。
それ以外にも、ベッドから落ちた時などに、前腕(肘から手)や下腿(膝から足首)を折ったり、階段から飛び降りたりして足首を折ることもあります。

応急手当ては?

赤ちゃんや子どもの骨折は、あまり患部が腫れ上がってこないことが多いです。だから、泣いて痛がっていたとしても、腫れていないから大丈夫かな、なんて思わないでください。
いつも動かしている腕や指を、動かしていないなんてことがあったら、要注意です。
まずは、その部位をすぐに冷やしてください。患部に流水や氷のうを当てたり、冷湿布や冷却シートを貼ったりして下さい。
そのあとは、患部を動かさないように添え木を当てて、包帯などを巻いて固定してください。添え木は厚めの紙や丸めた新聞紙・タオル、割りばしなどが利用できます。(ただし、指の場合は冷すのみで、固定しない方が良いです。血液の循環悪化により黒ずんでしまうこともありますので。)
応急手当てが終わったら、必ず整形外科へ行って、適切な処置を受けて下さい。

こんなことも注意して!

最後に、普段から気を付けるべきもう2点を。
赤ちゃんの脚は、股が少し開いて、膝が曲がったM字型になっていますよね。
抱っこするときにもこの形を維持するようにして下さい。赤ちゃんと向かい合わせか少し斜めに抱いて、赤ちゃんの脚をパパやママの腰にまたがせるようにするのが良いです。スリングを使うときも脚をそろえないように注意しましょう。
また、オムツを替える時ですが、足首をそろえて持ち上げるのではなく、脚は自然な形のまま。お尻に手を添えて持ち上げるようにして替えましょう。膝を伸ばして脚をまっすぐにすると、股関節脱臼を起こしやすくなるそうです。

参考:NHKすくすく子育て2009年3月号『赤ちゃんの骨~起きやすい事故と対処』 監修/佐藤雅人(日本小児整形外科学会副理事長)

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