卵アレルギーの症状と対策を徹底解説!

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最近アレルギーのある子供が増えています。

中でもアレルギーの原因で一番多いとされているのが「卵」です。

卵アレルギーが発症する原因や、発症後の対策などまとめてみました。

日常生活でどのようなことを気をつけるべきなのか、参考にしてください



卵アレルギーとは

卵アレルギーとは、卵を摂取したときに、体に害がないにもかかわらず異物とみなされ、体を守ろうとする働きが過剰に反応し、アレルギー症状があらわれるというものです。
卵アレルギーは乳幼児から3歳までの発症が多く見られます。
この原因としては、乳幼児の体はまだ未熟で消化器官の発育も充分ではありません。その為に卵を食べた時にアレルギー症状を引き起こしやすいのです。
アレルギーを引き起こす原因をアレルゲンといいます。
卵はたくさんあるアレルゲンの中でも発症率が最も高いとされています。
また卵は様々な食品の中に入っているので、気付かないうちに摂取し発症してしまうこともあります。

卵アレルギーの症状

アレルギー症状としては、皮膚のかゆみ・湿疹・赤み・腫れ・のどの違和感・下痢・嘔吐などがあります。
わかりやすいものとしては、口周りや目の周りなど、皮膚の中でも弱い部分に症状が現れることが多いです。
症状が重くなると、気管が腫れ呼吸が正常にできなくなり、命にかかわることもあります。

アレルギー検査

乳幼児の場合、ママが卵を摂取し、その成分が母乳を通して赤ちゃんが卵アレルギーの症状を引き起こすといったこともあります。
また離乳食を始めた時のパン粥などでアレルギーに気付くこともあります。
気付かないうちに摂取した卵の成分が、赤ちゃんの体調や機嫌の不調につながっているということもあります。
気になることがあれば、離乳食を始める前に小児科でアレルギー検査を受けるようにしましょう。
しかし検査結果の数値が低いからといって、症状が軽いわけではありません。
その逆もいえます。検査結果は赤ちゃんの体質を知るための参考にするという気持ちで受け止めましょう。

卵アレルギーの治療

卵アレルギーは体の成長とともに器官も発達し、それにより治る事が多いです。
卵アレルギーの治療は除去食と平行して、経口免疫療法です。
除去食は、卵成分の摂取を一切断ち、アレルギー症状を引き起こさないというもの。
経口免疫療法は、少量づつ医師の元で摂取し、様子を見ながら量を増やすという治療法です。
まずは体の発育と免疫を付けることが必要になります。

卵アレルギーの対処法

授乳中であれば、ママも卵成分の摂取を控えるようにしましょう。
卵は様々な食品に含まれていますが、卵アレルギーのための食品も今はたくさん出ています。
食品表示にはアレルギー成分が記載されているので、注意して摂取しましょう。
また予防接種の成分にも卵が使われている場合があります。
体の健やかな発育のために栄養バランスの取れた食生活を心がけ、卵除去をしていきましょう。

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