自分が怖い?自分の子供を虐待してしまうかもしれない?

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子供の虐待や子供殺害という言葉をTVで観たりネットなどで観た時にどのくらいの親が、「自分がもしそうなってしまったらどうしよう?」という不安な気持ちにかられている人が多い。



赤ちゃんは言葉が話せない?理解出来ない?

まだ言葉が話せない赤ちゃん。何で泣いているの?何が言いたいの?最初の子供の時は特にそう感じるだろう。家の中で子供と2人だけで毎日いるとなると、どうあやして良いかわからなくなる時はどんなお母さんも経験する。ミルクを飲む、寝る、笑う、泣く。これの繰り返し。何か話かけてもわからないと思ってるお母さんが多いかもしれない。確かに大人同士の会話をしても意味は理解出来ないかもしれませんね。でもね、赤ちゃんはその場の空気を体で感じ取るんです。こういうのって限りなくまだ幼ければ幼い方が動物に近いのかも?何をしても泣いてばかりでイライラしてしまったら深呼吸してから「ママ(パパ)はこれこれについて〜だと思うんだよね〜」と笑顔で話かけてみると意外な顔をするかもしれません。ママが何か話してる。その声と空気を体で感じ取ります。いつものトーンで「あ〜〜もうっ!」と怒ってしまいそうになったら「もしも〜し〜♪」とか「もうすぐ◯◯TV見ようかぁ〜」でも何でも構いません。簡単に言うと独り言に見えるかもしれません。でもまるで友達に話かけているかのように泣いている赤ちゃんに話す声のトーンや空気は、普段には無い空気や、ママの笑顔や顔の見せ方次第で、子供の反応も次第に変わってくるはず。新生児から幼児へ変わるまでは返事が返ってこないだけで子供はちゃんと、耳で聴き、匂いや、ママとの温度感、音のトーン、全ての五感を使って感じ取ろうとしています。イライラして投げ出したくなったら王様の耳はロバの耳手法で、頭の中や精神的に抱え込まず口に出す事。いつか子供が思春期など反抗的になる頃にはニコニコしながらイライラする!と言えるくらいまでなっていればもう立派なお母さんですよね。先の事を想像すると長く長く感じるかもしれません。でも子供がママ、パパとつきまとってくれるのはほんの数年です。今の間にベタベタしておいて正解かもしれません。思春期で難しい年齢になる頃には触る事も話しかける事も嫌な顔をされるはず。赤ちゃんの時期は未知な事だらけだから楽しかったと思う日が来ます。

泣きやんだ赤ちゃんが眠った時ママは悩む時間になりやすい

育児中は、どうしても育児と家事が主になってしまいがち。でも待って?育児中でも自分のやりたかった事が何か1つあれば、それに時間を使って良いのでは?専業主婦の人も、仕事に復帰する事が決まっている人も、今出来る事を探してみる、お金をかけず何か面白い事は無いか?育児に集中しすぎて周りが見えなくなっていない?忙しくて忘れていただけで興味のある事は無かったか思い出して?もし何も無ければ今から探しても遅くない。自分の好きな事が1つあると素敵なママだと子供が成長した時に子供に自慢が出来る。そして育児以外の他の事にも自信が出てくるはず。勿論時には子供が眠った時に一緒にお昼寝をしても良し。育児中だからこそ自由なんだと自分に改めて伝えてあげて。ずっと子供に寄り添っていられる時間は限られていて気づけば子供から「自分の事は放っておいてほしい」と言いだしたり行動に出たりする時期が必ずどんな子供にも訪れます。お母さんが子供だった頃を思い出してみるとわかりやすいかも。自分が乳児、幼児だった時の話しを聞ける人がいたら「私はこのくらいの頃どんなだった?」と電話をしたり近ければ親の所へ出かけて気持ちを親から子供に戻してリセットしてみるのも悪くない。育児中はあれもこれもやらなくてはいけない事だらけだと思って自分を追い込まず、家事は適度に手抜きをしても問題無し。少しずつ育児に自信が出てきてそのうちに母親も子供と同じように成長していく。子供から学ぶ事も増えてくる楽しみも沢山あるはず。育児は頭で考える時間を作らず目の前で観えるその時々の子供の成長を楽しんで!

育児、子育てには秘密の作戦も取り入れて。

母親は10ヶ月間お腹の中で子供の存在を感じれます。男の人は残念ながら妊娠中の胎動も出産の痛みも産んだ瞬間の感動も味わえない。しかも母乳が出ない。赤ちゃんが産まれるまでは妻が女性だったのに出産した途端に「女性」半分「母親」半分な気持ちで接している人が多いそうだ。熟睡する間もなく母乳をあげる、ミルクを作る、睡眠時間が少なくフラフラになって育児をしている母親が日本ではまだまだ多いという。夫の仕事が休みの日には今度こそ育児を手伝ってもらおうと考えていたはずがスムーズにいかない。でも時間も子供の成長も止まってはくれない。「なぜ私ばかり?」と思って子供を見てイライラしたり夫を見てイライラした時はチャンスです!発想の転換をして「私は子供を独り占め出来て幸せ」と子供にも夫にも「口」に出して言ってみてください。夫は少なからずジェラシーを感じるはず。一般的に男性は面倒くさい事には目をつむる人が多いそうです。育児や家庭内の愚痴を言う事よりも不思議がられる程、「大変だけど育児が出来て幸せ」と言い続けて見て?妻は1人で自分達の子供の事を手探りながらでも頑張っているんだなーと気づき少しずつでも目を向けてもらう!次第に家事にも興味を持ってもらうという作戦心で実行してみましょう。

子育て、育児の臨機応変なルール。

こうしているこの瞬間もどこかで、乳児や幼児が殴られ蹴られ罵声を浴び怒鳴られ怯えている子がいるのだ。出産が終わり育児が始まると誰もがそれまで想像していた育児とは違っていた事、知る事が沢山ある。誰にも言えず気づけばストレスだらけで自分の子供が可愛いと思えなくなっていたりする事もある。幼児くらいになると外出先で自分の思うように子供が動いてくれなくなり気づけば大きな声で感情だけで怒鳴っている自分を見る他人の冷たい目が向けられて「ハッ!」とする事もあるだろう。こんな時、どうにかこうにか家へ戻ってから子供にあの時はどうしてあれが出来なかったの、どうして泣きわめくの、と話をしても時間が過ぎてからでは残念ながら理由ではなく「お母さんが怒ってる。」この感情だけがおきてしまいます。外出先でダダをこねる、泣きわめく、おもちゃを買ってほしい。周りの目もあるので仕方がなく何らかを買い与えてその場を去る。この方法は後々、必ず親にダメージになって返ってくる辛い事。1番してはダメな子育て方法。子供が泣き出しそうになった瞬間に違う事に興味を持たせる。それでもダメだったら「勝手にしなさい!置いて行くよ!」「手をあげる」などとは、間違っても言わないで。しないで。今の時代は便利です。スマホなどをお持ちであれば「あれれ?◯◯ちゃんに電話かかってきたよ?誰だろう?出てくれる?」と話ながら手を繋ぎ前へ歩きだそう。歩き出しながらバトンのようにスマホなど子供の興味のありそうな物を手渡してみてください。勿論電話の場合は繋がっていないので、その場から立ち去る為、忘れてもらう為の手段です。お天気予報を聴かせるのもいいかもしれません。もし「誰も出ない!」と思い出して泣き出したら、少しお母さんの声のトーンを低く落とし小さな声でお耳のそばで、「もしかするとサンタさんが見ていて電話をこっそりかけてくれたのかもしれないよ?」とかも有り。「聞いて?あのおもちゃ(食べ物)はね、キケンって書いてあったのね、ママは◯◯ちゃんを守ろうとしてあの場所から一生懸命トコトコ歩いたんだよー!」「良かったねー!一緒にママとトコトコ歩けたねー!」等、とにかく何でも構わないのでお子様の性格や場所に合わせて、決して怖がらせない伝え方でその場から「去る」という事が目的です。子供の気を他の事に繋げる為には、次から次へと途切れる事なく”違う”話題を話しかけてみて。何で泣いていたか?子供も忘れてしまいます。それが大人と違う部分。

私、虐待してしまうかも。もうしているかもしれない?

大事なのは、日々の生活の中で「虐待してしまうかも」とわずかにでも頭に浮かんだ瞬間。自分の親や義父母に言いづらい時は他人のベビーシッターでも構わないから預けよう。金銭的な余裕が無いと頭に浮かんだら、児童相談所へまずは電話をする。少し抵抗があると思うようであれば、自治体によって呼び方は違うが全国どこにでも「婦人相談所」というトップシークレット扱いで相談にのってくれるところもある。電話で匿名でも構わない。勿論、面談も無料でしてくれる。どちらも子供と一緒に行く事は素晴らしい行動。絶対に恥ずかしい事では無い。正直な気持ちを伝えて1日でも1週間でも預かってもらい子供と離れる事で冷静になれる。しがらみの無い他人にだからこそ、今の自分の気持ちを口にして伝える事で自身の気持ちが許される事って日常に沢山あると思う。子供との間に、将来必要不可欠な「程良いクッション、程良い距離感」に繋がる。親離れ、子離れが必要な時期が誰にもくる。何よりも苦しいのは他人の家庭や子供と比較してしまう事。ドラマや育児書に出てきそうな言葉や行動は、一旦忘れる!ダダをこねる、泣きわめく、言う事をきかない、何でも構わないのでまずは自分が見えている目の前の子供が自分の子供である事を認めてあげよう。それでも育児が苦しいと感じたら迷わずに子供を預かってほしいと身内や友人、しがらみの無い他人に口にして言ってみよう。言えたら自分を沢山褒めてほしい。誰にも言えず一人で苦しみ悩んだ中で行動出来たのだから。子供を虐待する、更に精神的に追い詰められたら子供を殺して自分も死のうと思い込んでしまう。そんな場所へたどり着く前に、自分の子供と自分の人生を大事にする為に周囲の沢山の他人を巻き込む事。長い子供の人生と同じくお母さん歴もゼロ歳から始まるのだから手探りで悩んで苦しむのが自然。出産出来た強さを母親は持っているのだから自分を信じよう。

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