嫁姑問題が描かれた本5選。確執を乗り切るために参考にしよう。

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お姑さんや義両親とのおつきあいに、煮詰まってませんか?びくびくしてませんか?言いたいことを言えないストレス、ありますよねぇ。古今東西、誰もが抱える嫁姑問題。小説や漫画で、乗り切り方を探ってみましょう。作中に描かれた嫁姑の姿に、現状を客観的に考えられるヒントがみつかるかも。

これでよろしくて?

川上弘美(著) 中央公論新社 (2012/10/23)

幸せでないとは言い切れないし、嫌っていうほどじゃない。そんな生活の中で降り積もる澱のようなものをもてあます、38歳の主婦が主人公の小説です。義母・義妹との同居、なんとなく違和感のある夫との関係が描かれています。

主人公は、偶然に再会した知り合いに誘われ、女たちの不思議なサークルに入るのですが…。そこで話されるのは、どことなくコミカルでシュール、でも奥深いガールズトーク。

家族の問題は、家族で話し合うよりも、赤の他人に相談したほうが気楽だし、良いのかもしれない。女友達を大切にしよう、そんなことも考えさせてくれる小説です。

嫁姑の拳

函岬 誉(著) 秋田書店 (2011/7/20)

嫁姑が殴る蹴るの肉弾戦をくりひろげる、格闘漫画。これだけでも、すでに笑えません?あぁ、私もしてみたいなぁ…。なんて。

姑は合気道師範、嫁は総合格闘技インストラクター、バトルのたび家中ぐちゃぐちゃ。設定からしてすでにめちゃくちゃですが、ねちねちドロドロした嫁姑バトルではなく、むしろユーモアと愛を感じられます。読んでいて笑えて明るい気分になれる漫画です。

嫁姑ストレスで、暗ーい気分になったときにおススメ。これを読んで、何もかも笑い飛ばして、スカッと爽快になりましょう!

華岡青洲の妻

有吉佐和子(著) 新潮社 (1970/2/3)

こちらは、どうしようもなくどろどろな嫁姑の確執が描かれた小説。個人的な意見を言わせていただけるなら、男性には読まれたくないです…。

はじめの内は実の母娘もかくや思うくらい、お互いに労わりあっていた嫁姑の関係が、しだいに果てしなく冷えきっていく様子が、つぶさに描かれていて本当にゾッとします。女って怖い、でもこれが女だと思うのです。さらに怖いのは、この小説が実在の人物をモデルにしていること。

華岡青洲という人物をご存知の方もいらっしゃるでしょうか?世界最初の全身麻酔による乳癌手術をした、外科のお医者様。その陰で、麻酔剤を完成させるために競うように自らを人体実験に捧げた妻と母…。まさに命がけの嫁姑バトルですから!

江戸時代の紀州が舞台のお話ですが、とっても読みやすいです。そして最後の一行に、女として、妻として深く考えさせられました。

それ行け!トシコさん

群 ようこ(著) 角川書店 (2007/02)

こちらは、多くの女性の心を捉えて止まない『かもめ食堂』などの著者でもある、群ようこさんの小説。気楽な気持ちで読み進められます。

資産家の息子と出会い、寿退社して幸せな主婦になるはずの主人公トシコ(28歳、もと一流企業のイケイケOL)の身に、様々な試練が降りかかります!

新興宗教にはまる姑、しかも同居、さらに夫はまるで頼りにならない。これが現実だったらしゃれにならないですよね。でも主人公の身に起こる様々なトラブルのちょっとずつが、私たちの現実の生活にダブっているから、こんなに励まされるのでしょうね。

結末でホッとできるところも、群さんの作品らしく、読むとなんだか元気になれる小説です。

女の日時計

田辺 聖子(著) 講談社 (2014/5/15)

もとは1970年に読売新聞社から出版された小説。古いですね~。今のプレ花嫁さんは、まだお生まれになってない方のほうが多いでしょうか?何度もテレビドラマ化されたこともある、名作です。

分類するとすれば恋愛小説の範疇でしょうが、一昔前の同居の、しかも自営業のおうちのお嫁さんが、どんなに義実家に尽くしたかということが描かれており、その姿に背筋が伸びる思いがします。

時代背景の違いを差し引いても、嫁姑問題のっみに留まらず、女性の生き方についていろいろなことを教えてくれる小説です。

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