新入園の季節も間近!送迎は自転車にしてみてはどうですか?

3,268 views

もうすぐ新入園の季節ですね。 送迎用に自転車の購入をお考えのご家庭も多いのでは?

最近ではコラボものなどオシャレなものもたくさんでてますよね!

でもそもそも子供乗せ自転車ってどんなものなんでしょう?

どんな自転車なら子供を何人乗せられる?

※一般の自転車の場合
16歳以上の運転者は、幼児用座席を設けた自転車に6歳未満の幼児を1人乗せることは可能

※幼児2人を乗せる場合
16歳以上の運転者は、幼児2人を同乗させることができる特別な構造または装置がある自転車には6歳未満の幼児2人を乗車させることが可能

つまり!
子供を2人乗せたい場合は特別な構造を持った自転車が必要ということです!

安全基準ってどんなもの?

2009年の道路交通法規則の一部改正に合わせて、安全基準を満たす自転車に限って、幼児2人を同乗させることができるという基準が生まれました。この基準が誕生したことで3人乗りが可能になったんです!

この基準の要件は以下の通りです。
1.幼児2人を同乗させても十分か強度を有すること
2.幼児2人を同乗させても十分な制動性能を有すること
3.中臨時の転倒防止のための操作性及び安定性が確保されていること
4.自転車のフレーム及び幼児用座席が取り付けられる部分は十分な剛性を有すること
5.走行中にハンドル操作に影響がでるような振動が発生しないこと
6.発進時、走行時、押し歩き時及び停止時の操縦性、操作性及び安定性が確保されていること

そのほかにも
○転倒時の安全性に配慮されていること
○自転車及び幼児座席は国内の規格・基準に適合するものであることが望ましい
○開発される自転車の利用にあたっては、走行環境に加え、同乗幼児へのヘルメットの着用、適切な運転のために必要な講習の実施、対人賠償保険への加入等安全利用のための環境整備が促進されることが望ましい
ということもうたわれています。

自転車に貼付されている「幼児2人同乗基準適合車」マークを確認すればお手元の自転車が基準に適合しているかどうかがわかりやすいです。

子供が乗れる自転車ってどんな種類があるの?

子供を同乗させられる自転車
○前部に子供を乗せられるように設計されているもの(前かご部分が子供用シート)
○後部に子供を乗せられるように設計された自転車(専用シートを装着)
○前後に子供を乗せらるように設計された自転車(幼児2人同乗基準車)
○普通の自転車に幼児用座席を取り付けたもの
と大きく4種類に大別されます。
また、それぞれに電動アシスト自転車とそうではないものがあります。

乗せたい子供の人数やお住まいの環境によって選ぶことをおすすめします。
また、運転される方の体が小さい場合、タイヤも小さなタイプを選ぶと安定しやすいようです。

電動アシスト自転車ってどう?

子供乗せ自転車を購入する際に一番迷う点ではないでしょうか?
同一ブランドで比較しても金額の差は5~6万円以上となると、迷う理由はやはり値段にあるのかなと思います。
でもやっぱり魅力的な電動アシスト機能付きモデル。
どんなメリットがあるのでしょうか。

○お住まいの地域が坂が多い!
どんどん大きくなる子供を乗せて、さらに買い物袋を乗せてとなると、相当な重量になり思った以上に大変なものです。やはりここはアシスト機能に頼りたいところ。

○子供を二人以上乗せる
すでに乗せる予定のお子さんが2人いる、もしくは二人以上ほしいと思っているのあればやはりアシスト機能付きを選ばれることをおススメします。
年齢差にもよりますが、お子さんを2人乗せるということは前後合わせて20キロ以上の荷物を積んでいるのと変わりません。それだけの重量を乗せて発進する際は、どうしても通常の自転車では加速が難しくふらつきやすいものです。アシストつきであれば、加速のアシストを最適にしてくれるため、そういったふらつきも少ないのが特徴です。

○とにかくどこにでも自転車で行きたい
送迎だけではなく、とにかく交通手段を自転車にしたいという場合など、距離を長く走るのであればやはりアシスト機能があると便利ですね。

いいことばかりかと思いきや、値段以外にも残念ながらデメリットもあります!
○もともと頑丈にできていることもあってアシスト機能付きでなくても重量がある子供乗せ自転車ですが、アシスト機能付きになるとさらに重くなります。アシスト機能付きモデルのほとんどが車体30キロ程度の重量があります。
とはいえ、走行している際はその重さはほとんど感じないので、駐輪場へ入れたりする場合など車体自体を持ち上げたり、タイヤを動かさずに引きずるような場面でのみその重さを感じることとなります。

○バッテリーの維持費がかかる
バッテリーの充電には当然電気代がかかることと、バッテリーも消耗品の一つですので、何年かに一度は買い替えが必要となります。充電の電気代は1回あたり10円程度ですが、バッテリー単体での購入は2~4万円程度なので、大きな出費となる可能性があります。

○機械なので、扱い方によって故障することも考えられる
前タイヤにセンサーがついているものが多いため、とくにタイヤサイズの小さなものをはめ込みタイプの駐輪場に入れる場合は注意が必要。簡単に外れてしまったりするようです。
 ※ご自宅の駐輪場がはめ込み式タイプであれば、購入前に使用可能か確認をおすすめします

まだ子供が小さいのだけど…何歳くらいから乗せられるんでしょうか?

法律上は6歳以下のお子さんであれば何歳でも乗せられます。しかし、首の座らないようなお子さんを乗せることは当然おすすめできません。首が座り、腰もしっかりしてきた1歳前後から乗せる方が多いようです。
また、前乗せシートと後ろ乗せシートでは乗せるお子さんの年齢や体重の目安が少し違います。
○前乗せシート
1歳以上4歳未満、体重15キロ未満
○後ろ乗せシート
2歳頃~6歳未満、体重20キロくらい
前乗せからスタートして、ある程度子供がしっかりしてきたら後ろ乗せに替えるという方が多いと思います。
後ろ乗せシートのみが標準装備という自転車もありますので、乗せたいお子さんの年齢なども考慮して購入をおすすめします。

いかがでしたか?一口に自転車といってもいろんなタイプがあって迷いますよね。かわいいだけで選んで失敗なんてこともあるかもしれません。最近は試乗をさせてくれる自転車やさんもあります。近場にそんなお店があるようであれば、一度足を運んで試乗してみることをおすすめします。
また、最近は自転車が関わる事故が増えていると聞きます。ルールやマナーを守って快適な自転車ライフが送れるといいですね。

こんな記事も読まれています



シェア