子どもを強くする食材 ②知能・学習能力編

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病気や怪我をせずに育ってくれれば、それだけでいいと思うものの、できれば勉強ができて、成績が良いほうがいいと思うのが親心というものです。

子供の脳は日々成長しているので、食生活や生活環境が、脳の完成度や働きに大きく影響します。

基本栄養は、子どもの身体の土台を作る栄養なので、まずは毎日の食事で基本栄養をしっかりと摂ることが健全に脳を発達させるには重要なのです。その上で、脳の働きを良くする食材を効率よく摂取したいですね。

まずは、脳の土台を作る基本栄養が重要です。

 神経細胞の1つ1つが成長して、情報のネットワークがほぼ完成するのが10代の後半と言われています。
 基本栄養は、子供の体の土台を作る栄養です。まずは毎日の食事で基本栄養をしっかり摂ることが脳を健全に発達させることにつながることを忘れないでください。
 加えて、良好な神経細胞のネットワークを構築するためにDHAなどの栄養が必要です。DHAは脳の脂肪の10%を占めるといわれるくらい、重要なものです。

神経組織を健全に発達させる☆☆☆のり

 脳や神経組織の材料となるもので、良質のたんぱく質や脂質、ビタミンが必要です。
 なかでも『葉酸』は神経細胞の成長を助け、グルタミン酸(高野豆腐、落花生、黄な粉などに含まれる)やDHAは脳の発達や知能に大きく影響します。
 
 のりは葉酸とビタミンC、B12、鉄の含有量が非常に多く、知能・学習能力を高める食材としてはNO.1です。

脳のエネルギーを効率よく補給する☆☆レバー

 脳を毎日働かせるためには、エネルギーとなる「ブドウ糖」と酸素が必要です。
 脳の働きを維持させるためのエネルギー源としては『ごはん』が一番適しています。そして、ごはんからブドウ糖を作り出す為には、ビタミンB群、とくにB1が必要なのです。

 レバーの健脳効果は牛>鶏>豚の順です。共通してA群、B群が非常に多く、Cも十分に含まれています。鶏と豚には鉄分も多く含まれています。

脳へエネルギーを運ぶ為に血流をよくする☆あさり、牡蠣

 脳へエネルギーを運ぶのは血液です。
赤血球の合成には、鉄とB12や葉酸が必要です。また、コレステロールや中性脂肪が脳内の血管に溜まると、血流が悪くなります。

 タウリンにはコレステロールを減らし、血液の量を増やす働きがあります。DHAには血液をサラサラにする作用があります。

 貝類は知能効果が高い食材です。
なかでも『しじみ』はNo.1!!
赤貝、あさり、牡蠣もB12や鉄分が多く含まれています。タウリンも豊富で血流を良くしてくれます。

栄養が不足したり偏るとせっかくの勉強が身につかない!塾に行く子供の食事

 塾に行く子の場合は、夕食を2回に分けるという風に考えてください。

 塾に行く前に「主食」をとらせます。汁物をつけると良いでしょう。おやつや間食は食べさせません。でんぷん質のものを中心に、帰宅するまでエネルギーが持つような食事にします。
 
 家に帰ってからの2回目の夕食は、「おかず」中心です。
寝るまでの時間が短いので、主菜的な料理は量を少なめにします。茶碗蒸しなど胃にもたれない程度のおかずを食べて、主食をひと口程度にします。
 同じ卵料理でもオムライスなどの油を使った料理は胃にもたれるのでよくありません。

 夕食を2回に分けるという発想で、きちんとした栄養を摂らせれば、脳の働きも順調で、塾に行く効果もでます。

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