子供と銭湯に混浴はいつまで許される?条例で決まるほか身長制限もあるって!?

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子供と一緒に銭湯やスーパー銭湯など温浴施設に行くのが楽しみな家族もいるはず。家にお風呂がない家庭だけでなく、週末のレジャーや時々の息抜きとして銭湯に行く人も多くなってきました。そんな時に気になるのは、ママが「男の子供といつまで混浴ができるのかどうか」、パパが「女の子供といつまで混浴ができるのかどうか」です。

シングルマザーだと、自分1人で身体を洗える年齢になるまでは男の子とママが一緒に入ることがほとんど。逆に、シングルファザーも子供が女の子だと自分1人で身体を洗える年齢になるまで女の子とパパが一緒に入ることが多いのではないでしょうか。

でも、異性が同じお風呂に入っていることに抵抗を感じる人の視線が気になることも……。いつまで入ることができる?何歳以上は別にしないと法律違反になる?気になる点をまとめました。

男の子や女の子を混浴させる基準は迷う!

家庭にお風呂がない家庭が利用する銭湯のほか、旅行先の銭湯、週末のレジャーとしてスーパー銭湯を利用する家庭は多くなってきています。

その時に

・ママが男の子をお風呂に入れる
・パパが女の子をお風呂に入れる

のは何歳まで大丈夫なのでしょうか。

シングルマザー、シングルファザーはもちろん、ママがワンオペで子育てをしている時には、銭湯に行った時にもママが女湯に男の子を入れることになります。中学生になれば1人でお風呂に入ることができそうですが、小学生なら何歳まで入れても許されるのでしょうか。

混浴ができる年齢は自分が住んでいる地域の条例を確認して

親子でも異性と一緒にお風呂に入ることは「混浴」とみなされます。この混浴が許される年齢は、自分が住んでいる地域の条例によって違いがあります。

例えば、北海道での条例「公衆浴場法施行条例」では、「12歳以上の男女を混浴させないこと」と書いてあり、条例では小学校6年生くらいまでは一緒に入ることができるとしています。これが全国的には最高齢。しかし、2015年から北海道公衆浴場業生活衛生同業組合で男女の混浴は9歳までにしています。9歳では小学校3年生か小学校4年生。この組合のルールに従うと混浴できるのは9歳までです。

全国で、混浴が許可される年齢が一番低いのは京都府。京都府での条例では「7歳以上の男女を混浴させないこと」とあります。就学=小学校入学のタイミングで自分のことは自分でできるようになる判断があるため、7歳の年齢になったと考えられています。

一般的には何歳から1人で入るべきなの?

都道府県での条例は、一般的に10歳以上の混浴を禁止していることが多いです。

10歳だと小学校4~5年生。男の子も女の子も物心つき1人で男湯に入ることができる年齢。ただ、この年齢も銭湯によって独自のルールを設定していることもあり、一概に10歳が全ての銭湯に適用できるわけではないのが注意点です。

県の条例があてはまらない場合も!その銭湯によって独自ルールあり

例えば、神奈川県でのある例では「10歳以上の男女を混浴させないこと」の条例があります。
この場合だと9歳までは混浴可能。3年生、4年生でボーダーが引かれる計算です。小学校高学年になれば男の子も1人で男湯に、女の子も1人で女湯に入ってもらうかたちです。しかし、条例があてはまらない銭湯もあります。神奈川県のある健康センターでは、「混浴は7歳までで8歳からは混浴禁止。身長は110センチ以下なら混浴OK」としています。7歳は小学校1年生。2年生からは1人で入ってもらいます。
それに加え身長110センチだと、子供なら小学校1年生くらいの標準身長。中には幼稚園でも背が高い子は110センチ以上になっていることもあります。身長のボーダーにひっかかってしまうと111センチ以上になれば小学生前でも1人で入浴しなくてはいけないルールです。

このほかにも、違う都道府県で身長115センチ未満の子供なら混浴可能の場合もあり、身長制限がある場所では未就学児だとしても、身長が高い子供は保育園児や幼稚園児でも1人で入らなくてはいけないことになります。

混浴禁止なのは理由が!性犯罪防止のためにルールが徹底されている

条例で混浴禁止をうたっているのは、性犯罪の低年齢化によるもの。

これまで北海道では小学生なら混浴ができたものの、子供によってはエロい子もいて、お客さんが不快な思いをしていることもありました。また、男湯に女の子が入っていることでイヤラシイ目で見られることもあるため、銭湯によっては独自ルールを徹底しています。

混浴禁止の条例は、母子家庭や父子家庭のシングルマザー、シングルファザーによっては辛いものです。また、銭湯によっては身長制限があり、小学校1年生の段階で1人で入浴しなくてはいけない可能性も。

旅行先で銭湯に行く時には、あらかじめホームページを見ておくなどして女親が男児と一緒に入る混浴が許されるかどうかは確認しておきたいものです。

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