お子さんは、下に落ちているもの、何でも興味を持ちます。背が小さいので、それだけ目につくんですね。視力も大人になるに従って落ちてきますが、お子さんの目は良いので、ちいさなアリンコも、すぐに見つけて遊び道具になります。もちろん、石や落ち葉も大好き。公園で、道端で、変わった色の意思を見つけると、「ママ~」と駆け寄ってきます。損な子供の好奇心を、ぜひのばしてあげてほしい本を取り上げてみました。ママの指にある、指輪の宝石も、石の仲間。ダイヤモンドと炭は、同じ炭素からできているなんて知ったら驚きですよ。
鉱物 地底からのたより
まずは、やさしい「石」の本から。
自然科学を学ぶ、昔からあるシリーズですが、あかね書房の「科学のアルバム」
写真も豊富で、見ているだけで楽しい。
この「科学のアルバム」シリーズは、新版になって、シリーズ冊数の見直しがあり、自然生物が減らされましたが、鉱物の本はそのまま残ってホッとしています。
シリーズの他の本と併せて購入するのも良いですし、お子さんの本棚を飾ると見栄えします。
1500円+税
こども鉱物図鑑
写真がとってもきれい。
そして、拾ってきた石を分類しやすい索引が便利ですね。
宝石がなぜできるのか、地球の成り立ちや、地球の内部の構造まで、わかりやすく解説がしてあり、理科の勉強にも役立ちそうです。
中央アート出版社・1600円+税
鉱物・岩石 増補改訂版 (新・ポケット版学研の図鑑)
ポケット図鑑は、学研と小学館が人気で、評判が高いですね。
両方とも植物や動物など『生き物の図鑑』はたくさんありますが、鉱物図鑑は珍しい。
ハイキングやキャンプで、何気なく拾った石をその場で調べることができるなんて、素敵な思い出になりますね。
女性科学者が編集しているのも、何となくうなずける本です。
学研教育出版・960円+税
石ころ博士入門
入門編や図鑑を読んで、さらに石に興味を持ち、もう少し子どもの成長い合わせて本を選ぶ ・・・ こちらは、ちょっと専門的な本ですが、「入門」とうたっているだけに、小学生の低学年でもわかるような解説があります。
この内容で、2000円とは驚き。地球の成り立ちまで、科学・地学、アースサイエンスへの興味関心にこたえる本です。
全国農村教育協会・2000円+税
身近な不思議や、発見を大切にする心を育てる
鉱物の本はたくさんあります。
そして、小さな見本の標本・かけら付きの本も売られていますから、お子さんが興味を持てば、さらに図鑑を買い求めていってください。
いずれにしても、生物にしても、動物・植物にしても、化石や昆虫にしても、身近にあるものが、科学の始まりです。
「なんで」というお子さんの疑問は、成長への扉。忙しい、あとで、なんて答えないで、本を見てごらんと手渡すことができたら、きっとお子さんも大喜びですし、きっと静かに調べ物をするお子さんになりますよ。