ムシキング(R)の大ヒットなどで、虫好きな子供たちは増えています。私の勤めていた保育園でも、散歩に行けばすぐに、ばったを捕まえたり、ダンゴムシを拾ってきたり。そして5歳6歳になると、図鑑を持ち出して、じっくり見る園児もいました。わが家の娘たちは、少し無視が苦手ですが、近所のお友達の男の子は大好き。一緒に遊んでは、虫の話をするうちに、実物の虫は苦手でも、図鑑は大好きになったようです。楽しい絵本もよいですが、興味が深くなればなるほど、実際の写真や図解で、より虫のこと、そして命の大切さについて学んでいくと思います。
科学のアルバム アリの世界
パパママが小さなころには、1冊ごとにテーマがあった「科学」シリーズの本がありました。
そう、100冊近くも。あかね書房の「科学のアルバムシリーズ」です。
函(はこ)入りで豪華で、名前のとおり写真や図解も多く、地球のこと、天気のこと、磁石のことなども。勉強になりました。
いまもこの、あかね書房から、シリーズがたくさん出ています。
写真もずんぶんきれいになり、大人が読んでも楽しい。
まずは、身近な生物「アリ」。生態も詳しく、わかりやすい解説で、生き物に親しみがもてます。
科学のアルバム セミの一生
もう1冊、科学のアルバムから。
私が子供のころ、セミは1週間しか生きられないんだよ、と亡き祖父が教えてくれましたが、我が家にあった「セミの一生」を何度も読んでは、切ない気持ちになりました。
夏の暑い時期に、一所懸命羽化するセミ。本の中では、羽化したての白いセミの姿や、地面の下で、卵から幼虫になる、その幼虫の写真に見入ってしまいました。
もっと興味が膨らめば、図鑑に進んでみましょう。
うまれたよ! モンシロチョウ
とってもきれいな写真、本当に美しいモンシロチョウを写真家が撮影しています。
葉の裏の小さい卵から幼虫が生まれ、葉っぱを食べ、青虫、モンシロチョウに成長していく様子。実物大の写真で表現しているところもあり、とっても勉強になりますよ。
詳しい説明ですが、難しく感じることなく、あっという間に読めてしまいます。
身近なチョウチョ、春になればチョウを追いかけるお子さんとともに、見てほしい絵本です。
出版が2011年、出版社は岩崎書店と最近の本です。おねだんが2200円(+税)と少し高いのですが、価値ある1冊ですね。
3さいからのずかん「かぶとむしとくわがたむし」
もう1冊、科学のアルバムから。
私が子供のころ、セミは1週間しか生きられないんだよ、と亡き祖父が教えてくれましたが、我が家にあった「セミの一生」を何度も読んでは、切ない気持ちになりました。
夏の暑い時期に、一所懸命羽化するセミ。本の中では、羽化したての白いセミの姿や、地面の下で、卵から幼虫になる、その幼虫の写真に見入ってしまいました。
もっと興味が膨らめば、図鑑に進んでみましょう。
トノサマバッタ
数々の賞を受賞した生物生態写真家、栗林慧さん。
迫力ある、真正面からのトノサマバッタの写真はすごいです。
私が小さいころには、秋になると、稲の葉っぱを食いちぎるバッタ、害虫だと思ってきたのですが、肉食でもあると知り驚きました。おんぶの親子バッタを見つけることもありましたが、実は、カップルで、下になっている大きなバッタが、メスだと知り、またびっくりでした。
娘たちも、きも~♪ と言いながら、本棚から何度も出して呼んでいる絵本です。