離乳食のレシピは沢山あっても、毎日赤ちゃん用に作るのは大変ですよね。そんな時に、大人のメニューから取り分けすれば時間の短縮にもなり楽です。ここでは実際にお料理の取り分け方を月齢ごとにご紹介します。
8回目はさわらのムニエルからの取り分けをご紹介します。
大人用の作り方(2人分)
材料:にんじん 1/4本 じゃがいも (小)1個 さやいんげん 4本 さわら 2切れ スープ 1カップ 塩 適宜 A(塩 少々 小麦粉 大さじ3 バター 大さじ1) B(かたゆで卵 1個 玉ねぎ 1/4個 パセリ 少々 ピクルス 1本 マヨネーズ 1/4カップ レモン汁 小さじ1/2 塩・こしょう 各少々)
①にんじんは皮をむき、5mm厚さの輪切りにする。じゃがいもは皮をむき一口大に切って、水にさらす。さやいんげんはすじを取り2つに切って、下ゆでする。
②鍋にスープを入れ、①のにんじんとじゃがいもがやわらかくなるまで煮て、①のさやいんげんを加え、ひと煮する。
③②を塩で味付けする。
④さわらはAの塩をふり、水気をペーパータオルでふき取ってから、っこ麦粉をまぶして余分な粉をはたき落とす。
⑤フライパンにAのバターを焦がさないように熱し、④を入れて両面を中火で色よく焼き、火を弱めて中まで火を通す。
⑥Bの材料でタルタルソースを作る。かたゆで卵、玉ねぎ、パセリ、ピクルスをみじん切りにし、マヨネーズとレモン汁を混ぜ合わせ、塩、こしょうで味を調える。
⑦器に③と⑤を盛り、⑥のソースをかける。
※初期~後期の取り分けでは、大人用にこしょう少々(材料外)を加え、つけ合わせの野菜やさわらに塩をふるタイミングで、一緒に使っても良い。完了期の場合は、大人用のムニエルや塩味をつけた野菜を取り分けるので、こしょうの使用を大人も避ける。大人用にこしょうを使いたいときは、器に盛ったあとにする。後期と完了期の取り分けではスープで煮た野菜を取り分けるので、鶏ガラなど天然のものでとったスープを使い、大人の洋風だしの素は避ける。
◎白身魚を使ったムニエルは取り分けしやすいメニューです。完了期なら、さわらを材料から取り分けて小さく切り、塩・こしょうなしで、少量のバターで焼いてもOK.またタルタルソースの卵は、赤ちゃんが食べることを考えて、新鮮なものを必ずかたゆでにして使います。卵は中期の前半まで黄身のみを取り分けて使います。
初期(5~6ヶ月)卵黄のペースト
●大人の材料以外に用意するもの:溶いた粉ミルク 小さじ2
①大人用の材料からゆで卵の黄身1/2個分を取り分け、すり鉢ですりつぶす。
②①にミルクを加え、ていねいに混ぜながらなめらかになるまでのばす。
※かたゆで卵の黄身は、裏ごしをしてミルクと混ぜ合わせてても良い。裏ごしには、よりなめらかに口当たりよく仕上げる効果がある。
※卵はアレルギーを起こしやすい食材なので、あらかじめ卵黄の固ゆでが食べられる事を確認してから使うこと。
◎ミルク味のやさしい味わいです。
中期(7~8ヶ月)さわらのミルク煮
●大人の材料以外に用意するもの:溶いた粉ミルク 大さじ3 水溶き片栗粉 少々
①大人用の材料からさわら1/6切れを取り分けてゆで、水気を切って皮と骨を取り除く。
②①をこまかくほぐして軽くすり潰し、ミルクを加えてすり混ぜる。
③②を鍋に入れて、煮立ったら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
※魚はゆでてから皮と骨を取り除くと簡単。
◎白身魚の甘みが生きるメニューです。
後期(9~11ヶ月)お魚ボール
①大人用の材料からさわら1/6切れを取り分け、ゆでて皮と骨を取り除き、さっとほぐす。
②大人用の作り方②のスープで煮たじゃがいも4切れはすりつぶし、にんじん1切れとさやいんげん2切れはこまかく刻む。
③①、②を混ぜ合わせ3等分にしてそれぞれボール型に丸める。
◎じゃがいもと混ぜて魚を食べやすくしました。
完了期(12~15ヶ月)さわらとゆで卵のチーズ焼き
●大人の材料以外に用意するもの:溶けるチーズ 大さじ2
①大人用の作り方⑤のさわらのムニエルから1/4切れを取り分け、さっとゆでてから皮と骨を取り除く。
②大人用の作り方③のスープで煮たにんじん2切れは拍子木切り、さやいんげん4切れは1切れを半分に切る。
③大人用の材料からゆで卵の薄切り1切れを取り分け、4等分する。
④耐熱容器に①、②、③を入れ、チーズをのせて電子レンジで約1分加熱する。
◎レンジでチン!の簡単メニューです。