離乳食のレシピは沢山あっても、毎日赤ちゃん用に作るのは大変ですよね。そんな時に、大人のメニューから取り分けすれば時間の短縮にもなり楽です。ここでは実際にお料理の取り分け方を月齢ごとにご紹介します。
7回目はちょっとリッチなステーキからの取り分けをご紹介します。
大人用の作り方(2人分)
材料:じゃがいも (中)1個 にんじん 1/4本 玉ねぎ 1/4個 クレソン 1/2束 牛ヒレ肉 2枚 A(粒マスタード 大さじ1/2 レモン汁 1/4個分 オリーブオイル 1/4カップ 塩・こしょう 各少々) 塩 少々 サラダ油 大さじ1 バター 大さじ1
①Aの材料を混ぜ合わせて、ドレッシングを作る。
②じゃがいもは皮をむいて8等分のくし形きりにし、水にさらしてからゆでる。
③にんじんは皮をむき1cm厚さの半月切りにし、水にさらしてからゆでる。
④玉ねぎは薄切りにして水にさらし、ざるに上げ水気を切る。
⑤クレソンは適当な大きさにちぎって水にさらし、水気を切る。
⑥牛ヒレ肉は塩を振り、サラダ油を熱したフライパンで両面を好みの焼き加減に焼く。
⑦⑥のフライパンからステーキを取り出し、バターを溶かして②、③をソテーする。
⑧⑥のステーキを少し冷ましてから食べやすい大きさに切る。
⑨器に④、⑤、⑦、⑧を盛り付け、①のドレッシングをかけて混ぜ合わせる。
※ステーキは温かいうちに切ると肉汁が流れ出してしまい、おいしさが半減するので、少し冷ましてから切る。
※完了期では焼きあがったステーキを取り分けるので、こしょうの使用は避ける。初期~後期では、ステーキからの取り分けがないので、大人の牛肉に塩をふる時に、こしょうをプラスしても良い。完了期で、大人の肉にこしょうを使いたい場合は、器に盛ったあとにふりかける。
◎取り分けしにくいと思われがちなステーキでも、サラダ風にしたり、付け合わせをひと工夫することによって、離乳食への取り分けは可能になります。後期や完了期なら、牛肉を小さく刻んで使えばOKです。ただし、牛肉を赤ちゃんに取り分ける時はレアやミディアムなNG。中までしっかり火を通します。肉の部位は、ヒレやランプなど赤身を選びましょう。
初期(5~6ヶ月)じゃがいものきな粉あえ
●大人の材料以外に用意するもの:溶いた粉ミルク 小さじ1 きな粉 小さじ1/2
①大人用の作り方②からゆでたじゃがいも1切れを取り分け、さらにやわらかくゆでる。
②①をあついうちにすり鉢ですりつぶし、ミルクを加えてなめらかにすりのばす。
③②にきな粉の半量を加えてよく混ぜ合わせる。
④器に盛り、残りのきな粉をふりかける。
※食べる時にきな粉でむせないように、よく混ぜて与える。
◎ミルクときな粉でほんのり甘いメニューです。
中期(7~8ヶ月)にんじんと玉ねぎの野菜スープ煮
●大人の材料以外によういするもの:野菜スープ 2/3カップ(作り方はリンクを参照) 水溶き片栗粉 小さじ1
①大人用の作り方③からゆでたにんじん1切れ、大人用の作り方④から薄切りの玉ねぎ4切れを取り分け、みじん切りにする。
②野菜スープを鍋で煮立て、①の野菜を加えて弱火で煮る。
③やわらかくなったら、水溶き片栗粉でとろみをつける。
◎やわらかく煮て食べやすくしましょう。
http://lovemo.jp/79995
後期(9~11ヶ月)ポテトと牛肉の洋風煮
●大人の材料以外に用意するもの:野菜スープ 2/3カップ(作り方はリンクを参照) 溶けるチーズ 少々
①大人用の作り方②、③のゆでたじゃがいもとにんじん各1切れ、大人用の作り方④の薄切りの玉ねぎ10切れ、大人用の材料の牛ヒレ肉15gを小さく切る。
②①を野菜スープでやわらかく煮る。
③水気が少量になったら、耐熱容器に②を移し、チーズをのせラップをし、電子レンジで約30秒加熱する。
◎肉じゃが風の煮物をチーズ味にしたメニューです。
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完了期(12~15ヶ月)牛肉入り赤ちゃんコロッケ
●大人の材料以外に用意するもの:小麦粉・溶き卵・パン粉 各少々 揚げ油 適宜
①大人用の作り方②のゆでたじゃがいも2切れをつぶす。
②大人用の作り方④の薄切り玉ねぎ6切れ、大人用の作り方⑧のステーキ15gをみじん切りにし、大人用の材料のサラダ油少々で炒め、①を混ぜる。
③②を3等分にし俵型に丸め、小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけ、中温の揚げ油で揚げる。
④大人用の作り方③のにんじんをさらにゆでて添える。
◎手づかみで食べてもOKのメニューです。